2021年11月 8日 (月)

野麦峠スキー場、準備中

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 奈川高原のカラマツは黄葉の真っ盛り。そこら中が明るく金色に染まっている。野麦峠スキー場でも間もなく迎えるシーズン開幕に向けて、ゲレンデの草刈りやリフトの点検など準備が進んでいる。秋晴れの一日、そのゲレンデでハイキングを楽しみました。のんびり歩くのはスキーで滑り降りるのとはまた違う感覚で新鮮です。

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 最高2,130mのゲレンデの中腹、標高1,827mにあるレストハウス樹海まで。下半分を回って降りてくるルート。標高差は400m近くありますが、草を刈ったおかげで歩きやすくラクチンです。地面にキャタピラの跡があるのは、スキーシーズンに大活躍する圧雪車が草刈りにも活用されているからだ。いまはもっと上部で作業中。

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 正面に雪をかぶった乗鞍岳がカラマツの黄葉をまとって聳えている。右に前穂高岳、奥穂高岳、西穂高岳の穂高連峰。焼岳との間には笠ヶ岳もクッキリ見える。そして左手には御岳。さすが眺望がウリの野麦峠スキー場、これだけ空気が澄んでいるとまさに絶景。暑くもなく寒くもなく、最高のハイキング日和でした。

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 夏の間ひっそりしていたセンターハウス周辺も、作業の人たちや車両の行き来で少しずつ活気を取り戻している。ゴンドラリフトの準備ももうすぐ始まるのでしょう。そのあとはいよいよスノーマシンが稼働? いやいやまだ早い。ま、もう少し冷え込まないと、せっかく降らした人工雪がすぐに融けてしまいますからね。

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 暖冬による雪不足とコロナ感染拡大のダブルパンチで苦しんだ全国のスキー場。地球温暖化の影響か、年々雪が少なるなっているような気がします。暮らすぶんにはいいけれど、関係者はきっとやきもきしていることでしょう。今年はなんとか早くたっぷり降りますように。以前のようなホワイトクリスマスを期待しています。

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2021年9月25日 (土)

野菜畑とハーブ園

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 光も、風も、高原はもうすっかり秋。おいしくいただいてきた夏野菜の収穫も終わりに近づいてきました。振り返れば、予期せぬ天候不順や作付け計画の甘さ。反省することの多さに驚きながらも、収穫できる喜びは格別です。そして無知な素人ならではの無謀かもしれないチャレンジ、ユニークな野菜を次にご紹介しましょう。

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 今年植えて収穫は来年、という2年生のアーティチョーク。イタリアではカルチョフィ。日本では朝鮮アザミ。いまの背丈は膝上ぐらい。来年には人間の背丈ぐらいに育ってくれるでしょう。そしてアザミの親玉のような美しい薄紫色の花が咲き、待望の実ができる。ギザギザの大きな葉は、すでに大物の風格があります。

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 トスカーナでよく食べられるカーボロネロ(黒キャベツ)。日本のキャベツと違って結球しない。葉も硬くてしっかりした歯ごたえです。煮崩れしにくいため煮込み料理でよく使う。本来は冬から春先が収穫期。でもその時期は雪に覆われるので、春に植えて夏場に食べることに。これもアブラナ科なので虫に好まれ穴だらけです。

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 ミント、セージ、レモンバーム、マージョラム、タイム、カモミール、ディル、バジル、イタリアンパセリなど、露地植えのハーブ類も重宝します。肉や魚のソテー、シチュー、サラダ・・・と、いろんな料理に使うのはもちろん、ハーブティーやケーキにもなくてはならない素材。大地のエネルギーをたっぷりいただきました。

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2021年9月22日 (水)

たっぷりの収穫に感謝

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 色も形もさまざまなトマトが4種。ミニトマト、スウィートトマト、サンマルツァーノ、トマトベリーをもぎました。どれも小ぶりの品種です。農家の人たちはトマトって完熟の2週間ぐらい前に収穫して出荷するらしいですね。だから採れたてをすぐに食べるとおいしいわけだ。そして、そろそろ終わりに近づいたバジルとヴァイオレットバジル。

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 赤パプリカ、黄パプリカにナス。ナスはとげに気を付けないと痛い目に合う。しかしそれが新鮮さの証。トウモロコシはまだ少し早くて先のほうの実が成長途上。ですが、じゅうぶん甘い。ヒゲ1本に1粒の実。ベビーコーンで食べるときはヒゲも食べる。このザルに一緒に載っているのはイタリアンパセリとタイムとマージョラム。

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 大葉とセージもよく育つ。ただし大葉はビニールハウス内ではきれいだけれど、露地栽培の分は虫食いだらけ。ちょっとした違いで大きな差が出ます。セージはなぜか信州の気候が合うようだ。六甲では元気がなくて、収穫して料理に使うほどは採れない。レモンバームもミントもよく育つのに、ローズマリーはまったくダメ。

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 リーフレタスやサニーレタスなどは涼しい高原ならではのみずみずしさ。フレッシュな採りたてを食べると、レタスってこんなに味があるのだ!と驚く。バジルやセルバティコも味が濃い。野菜そのものが持つおいしさを完熟で収穫して食べる。これこそ家庭菜園の醍醐味。夏の長雨にかかわらず、無事に収穫できたことに感謝です。

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2021年7月27日 (火)

高原の家庭菜園だより

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 信州の高原でイタリア野菜を中心に育てる家庭菜園が楽しい。花園芸家のご厚意で畑の一部を、種類によってはビニールハウスの一角も使わせていただいている。もちろん自分たちが食べるためだけなので、一株とか二株とか少量しか植えていない。

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 昨年に始めて二年目。春先から何を植えるか検討するときがまず楽しい。これは種から、これは苗から、昨年の反省も踏まえてながら、ホームセンターや種苗センターをまわる。店によって置いている品種も違い、さまざまな発見があっておもしろい。

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 セルバティコはルッコラの野生種だと思っている人は多い。苦味があってゴマのような味がするという特徴は似ている。でも同じアブラナ科だけど違う種類。ルッコラは一年草で白い花。セルバティコは多年草で葉のギザギザは深く切れ込み、黄色い花が咲く。

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 カーボロネロ(トスカーナの黒キャベツ)、ケール、フェンネル、イタリアンパセリ、バジル、バイオレットバジル。すでにサラダや炒め物、煮物に役立っている。収穫まで2年かかるカルチョフィ(アーティチョーク)も植えました。さて、どうなることやら。

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 トマトはホールトマト缶に使われている長いカタチのサンマルツァーノやイエローアイコ、イチゴ型のトマトベリー、メチャ甘い極甘(ごくあま)を一本ずつ植えている。どれも接木苗です。トマトは前年に落ちた種から芽吹くのもあります。ただし味は落ちる。

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 よほど生育条件があっているのかセージは驚くほどよく育つ。六甲では難しいのに。ニョッキのセージバターやフリットで楽しんでいる。ラベンダーやミントも元気に育っています。ハーブ類はちょっと取っ付きにくいものもありますが、慣れると病みつきになりますね。

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2021年2月16日 (火)

まだ薪ストーブの季節

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 もう2月半ば。信州奈川高原でも春の気配を感じる日があります。でもまだまだ薪ストーブが大活躍。グッと冷え込む日はそれでも足りず、寒冷地仕様の石油ストーブも燃やす。ただし石油ストーブは火に向いている側だけ熱くなって背中は冷え冷え、なんてことも。その点薪ストーブの火は柔らかくて体の芯から温まる。

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 燃料は基本は敷地内で間伐した直径30~40cmのカラマツやナラ。伐り倒して玉切りにしてもらったものを斧で薪割り。それを2~3年乾燥させて使っています。薪に水分含有量が多いと燃えが悪く温まらない。シューシューと湯気が出ることも。まず薪自身を乾燥させるために熱量を使い、そのぶん暖房にまわる熱が減るからだ。

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 木の種類によって温かさも違う。カラマツなど針葉樹はヤニが多いので高温になりすぎてストーブを痛めると言われる。ナラやクヌギは硬くて火持ちがよく理想的な薪材。ほかにシラカバやミズキも燃やす。燃える音も香りも、木によって違うから楽しい。上の写真がカラマツの薪。下がナラなど広葉樹。色も木目も違うでしょ。

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2020年9月29日 (火)

トットちゃんの電車の教室

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 信州松川村にある安曇野ちひろ美術館を中心とした広い公園。ここに黒柳徹子さんの自伝的エッセー『窓ぎわのトットちゃん』(講談社)の世界を再現した、トットちゃん広場ができていた。1981年に出版された大ベストセラーの表紙と挿絵を担当したのが、いわさきちひろ。その縁で2016年に整備されたそうだ。ちなみに黒柳さんは「ちひろ美術館・東京」と「安曇野ちひろ美術館」の館長です。

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 幼少時代をつづった物語の舞台は、ひとりひとりの子どもの個性を大切にする教育を推進したトモエ学園。空襲で焼けるまで自由が丘にあったという伝説的な学校です。問題児のトットちゃんが転校してきて初めて見た電車の教室。この教室なら毎日休まず通おうと決意した、というエピソードが印象的。その教室を大正15年と昭和2年に製造された車両で忠実に再現しているのです。

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 小さいころ「ショーセン電車」と呼んでいたチョコレート色の電車。意味も分からず使っていたこの「ショーセン」という名が、第二次大戦後に国鉄になる以前の鉄道省に由来する「省線」電車だと知ったのは、ずいぶん後のこと。車体の継ぎ目は溶接ではなく、リベット打ちだったんですね。貴重な文化遺産。これらは長野鉄道が保存していたものを譲り受け、改装して使用しているとのこと。

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 運転席も残され、木の床や天井の照明器具も昔のまま。壁は淡いミントグリーンで明るい雰囲気に。座席は取り外されて小さな机といすが並んでいる。机の上には教科書のほかにソロバン、顕微鏡、試験管など思い思いの教材が。当時としては珍しい自由な教育ぶりがうかがえます。網棚はランドセルや下足袋を置くのに使われていたそうだ。きっと子どもたちの夢が膨らんだことでしょう。

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 敷地内には農業体験や郷土食づくりができる体験交流館もある。横に回り込むと、おじいさんとおばあさんが米俵を背に縁側で日向ぼっこ?と思ったらカカシでした。身に着けている服や長靴はすべて本物。周りには置いてある稲やカボチャ、各種道具類もついさっきまで使っていたような生々しさで、本当に良くできている。農園や雑木林ゾーンもあるのどかな安曇野ちひろ公園でした。

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2020年9月26日 (土)

オリンピックの夢の跡

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 1998年の長野オリンピック。白馬村では白馬ジャンプ競技場でノルディックのジャンプ競技が、八方尾根スキー場でアルペン種目の滑降とスーパー大回転が、そしてスノウハープでノルディックのクロスカントリー各種目が開催されました。なかでも国民を熱狂させたのがスキージャンプ団体の、涙の金メダルです。

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 その会場でいまも観光客がたくさん訪れる名所、白馬八方のジャンプ台を見学に行ってきました。ノーマルヒルとラージヒル、2本のコースが並んでいる。リフトで上へあがって、そこからエレベーターでそれぞれのコースへ向かい、急勾配を滑り降りる。聖火台も残されていて、この競技場一帯が記念公園になっている。もちろんいまもワールドカップなどの競技会が開かれる現役の施設だ。

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 前回のリレハンメル大会で、よもやの失速で金を逃した日本ジャンプ陣。岡部孝信、斎藤浩哉、原田雅彦、船木和喜のメンバーで悪夢を振り払って4年越しの金メダル。「フナキー!」と絶叫し涙をぼろぼろ流す原田選手。いやぁドラマチックでした。いまやジャンプ界のレジェンドになっている葛西紀明は、この団体代表メンバーに選ばれていない。その悔しさが長く続けるモチベーションかもしれない。

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 これが夏冬あわせて日本がオリンピックで獲得したちょうど100個目の金メダルだったそうだ。長野大会ではスピードスケートの清水宏保、フリースタイルスキーの里谷多英、シュートトラックの西谷岳文も金メダルを取っていますが、メモリアルな100個目になったのがまさにこのジャンプ団体の金。三段跳びの織田幹夫から続く100名すべての名前が記された記念碑もある。

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 一般客のリフト乗車が終了した午後3時以降は、トレーニングをする選手専用。この日はひとり練習する若い女子選手がいました。上のほうで豆粒のように飛ぶ姿が見えるでしょうか? この一選手のためにリフトを動かし、一回飛ぶごとに散水し滑りをよくする。雪のない季節の練習は大変なんだ。見事に着地を決めたあと周りから大きな拍手が起こる。がんばれ、未来のオリンピック選手!

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2020年9月22日 (火)

山野草の花もおしまいかな

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 最高気温が20℃を割る日も増えてきた信州の高原。山野草の花を楽しめる時期もあと少しになりました。秋と言えばキク科。よく見かけるのはヨメナ(嫁菜)です。薄紫色のきれいな花は春から初夏に咲くミヤマヨメナ(深山嫁菜)とその園芸種ミヤコワスレ(都忘れ)とよく似ている。でも花の時期が秋と春で、まったく違います。

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 よく似た形のキク科で白い可憐な花も咲いている。ユウガギク(柚香菊)だと思うのですが、さぁ合っているでしょうか。植物は似たものがたくさんあるので、正しく何なのかは特定するのは難しい。言い訳っぽいですが。ちなみに名前の由来となっている「柚の香り」は残念ながらよくわかりませんでした。

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 黄金色の花がパッと目を引くアキノキリンソウ(秋の麒麟草)。ひと昔前に社会問題にもなったあの北米産の帰化植物セイタカアワダチソウに近い分類で、もっと小さく可愛らしい。これもキク科、もちろん日本産です。山ではごく普通に見られる秋の花。とは言え外来種に競り負けて、減少しているようです。がんばれ、ニッポン!

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 黄金色でもうひとつは、ナガミノツルケマン(長実の蔓華鬘)。こちらはケシ科の花で別名ナガミノツルキケマン(蔓黄華鬘)。ケマンという名前はお寺で仏前に飾る仏具の「華鬘」に姿が似ていることからと本には書いてありますが、華鬘のイメージはありません。それよりケマンの仲間は食用厳禁、みんな毒があるそうですよ。
 これらの花が終わると信州の高原には厳しい冬がやってきます。

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2020年9月19日 (土)

高原はいま収穫の秋

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 信州の高原は朝晩ずいぶん冷え込むようになりましたが、まだ夏の野菜やハーブが収穫できます。この日は2つのカゴいっぱいに。まずは葉物を中心に、レタス、バジル、バイオレットバジル、ヤングコーン、セージ、ミント。ヤングコーンはほんとに短い時期しか食べられないし、セージは土が合ったのか勢いがあります。手作りニョッキをセージバターで食べたり、健康に良いセージティーに。

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 2つ目のカゴには、パプリカ、トマト、加工用トマト、4種類のミニトマト、ブロッコリー、シシトウ、水ナス、食用ホオズキ、インゲンがぎっしり。食べきれないほど採りながら、さてどんな料理に使おうかと考えるのが至福の時。このカゴでは水分が少なくみっしり中身が詰まった加工用トマトが一番のおすすめ。じっくりソースに煮込んだり、とれたて濃厚トマトジュースも絶品です。

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 この夏は長雨&日照不足から記録的な猛暑へと、野菜には過酷な天候が続きました。しかし花栽培家さんのご厚意で使わせてもらっているハウスのおかげで、収穫の秋と食欲の秋をダブルで楽しんでおります。ご紹介した収穫物以外にも、セルバチコやフェンネル、ディル、芽キャベツなど好き勝手に作らせてもらっている。

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 そしてフェンネルシードやバイオレットバジルの花を取り分けてスパイスに。作業しているだけで部屋中が爽やかな香りに包まれる。ドライセージは虫除けにもなるからと言いながら、束ねて吊り下げていく。種をまいて、水をやって、収穫して、食べて、また種を取る。春から秋の一連の流れ。来年は今年の経験を生かして、何を植えるかあれこれ思案する冬がやってきます。

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2020年8月14日 (金)

いま山で観られる花たち

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 薄紫色の可憐な花が群生するオオバギボウシ。もう一ヵ月以上咲いています。漢字で書くと大葉擬宝珠。橋の欄干についている擬宝珠にカタチが似ているから。背の高さは1mぐらいで下から上へと開花していく。春の若葉はウリッパと呼ばれ、味噌汁に入れたりお浸しにして食べる。地元ではタラの芽やコシアブラより好きだという人もいますが、個人的には山菜はクセがあるほうが好きです。

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 オオウバユリを初めて見たときは、その異様な姿に驚いた。ヒマワリぐらいある太い茎の上に、大きな花が四方八方に向かって開いている。だけど葉は一枚もないのだ。大きい花だけれど色は淡い緑で、周りのグリーンに溶け込んで目立たない。漢字で大姥百合。姥とは乳母のこと。乳を与えて育てた子が成人(花が咲く)する頃には、歯(葉)がなくなってしまうから、という説はナルホドと思う。

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 紹介しているのはすべて敷地内に咲く山野草ですが、いちばんの自慢はタマアジサイ。つぼみが白い球形だからこう名付けられました。周りではまったく見かけません。よほど生育条件にマッチしたのでしょう。ほかのアジサイより遅く、8月になってから開花が始まる。白い球が裂けて、淡紫色の小さな花が煙るように現れる。そのまわりを白い装飾化が少し。実に地味な、野生種らしい佇まいです。

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 今年は長雨で、日照時間が短かった。そのせいかどうか、梅雨明けしたときにはもう秋が始まったかのよう。黄葉したサワグルミや紅葉したヤマザクラの葉がハラハラと散っている。そんな中、日当たりのいい一画で真夏の花、シモツケが満開だ。バラ科の落葉低木。下野国(しもつけのくに)、現在の栃木県で発見されたことに由来するという。つかの間の夏、植物にとって貴重な時間です。

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