2010年11月28日 (日)

さくらぎ通信 2010年 秋・冬号

 久しぶりに「さくらぎ通信」が送られてきましたので、ご紹介しましょう。ユーモアあふれる鎌倉の様子をお楽しみください。

 気がつけば、鎌倉市に住民票を移してからもう2年近くになりました。それから2年間、さくらぎ通信は大休暇をいただきました(反省!)。計画中の自宅カフェの建設は自分勝手な当初の予想より1年ぐらい遅れています。少し先は見えてきましたが…。
 気を取り直して、お散歩に出掛けました。やはり鎌倉は一筋縄ではいかない味わい深い街でした。そんな街での少し変わった3つの路地をご紹介します。
Jpg_2その1.「路が酔っぱらい」
 鎌倉の大仏さんが長~く座ってみえます長谷の目抜き通りから、由比ヶ浜海岸へ。とある路地へ入りますと、すぐに目と脳みそがこんがらかってくる路が出現します。人が酔っぱらって歩いても、こんないい感じのカーブは描けません。何故このようになったのかは謎です。
Photo その2.「愛人の注意書き」
 「路が酔っぱらい」の少し先、江ノ電の小さな踏切の手前のフェンスに何故か目がいってしまいました。大胆な文章! でも私だったら腰が引けて、こんなことできません。愛犬家の方、犬の散歩時はくれぐれもご注意を!
Photo_2その3.「平行移動」交通標識
 大町の八雲神社に面した三叉路。あるお宅の塀の前の交通標識。?! 何か変ですが、妙に納得してしまいました木の成長に気を使い、頭の部分を切って右へ移動したのですね、たぶん。でも本当にそうなのかは、分りません。

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2008年11月13日 (木)

きまぐれ散歩

 いつもユニークな視点で楽しい話題を提供してくれる、「さくらぎ通信」の最新版です。

「地球のはぐれ方」という本で紹介されていた「エスカー」  ご無沙汰いたしておりました。野暮な用事に追われ、ハッと気付きましたら鎌倉も秋がいよいよ本番。秋晴れのある日、鎌倉を離れ、観光と鑑賞の「きまぐれ散歩」を楽しみました。

「エスカー」って? 
「江ノ島」を楽しむ。

 「エスカー」ってご存知でしたか? 私は全然知りませんでした。女房殿が本屋さんでこの本面白そう!「エスカー」とは屋根付きのエスカレーター  といって買った本ー「地球のはぐれ方」東京するめクラブ/村上春樹・吉本由美・都築響共著ーの中で「誰も(たぶん)知らない江ノ島」の「エスカーとは!?」に面白しろおかしく紹介されていました。
 「エスカー」とは単なる屋根付きのエスカレーター(上りのみ)です。しかも有料です。4回乗継げば楽々と山頂に到着です。以前香港の香港島では急坂にへばりついた旧市街地で江ノ島の十倍はあろうかという長さの屋根付きエスカレーターに乗りました。展望台からは相模湾と三浦半島が  こちらも乗継いでいきます。市民の足として生活に無くてはならない乗り物として活躍しています。しかも当然のことながら無料です!  
 しかしながら、まあ60を過ぎた者にとっては急な上りの坂道は大変。帰りの事も考えるとついつい乗ってしまいました。たしかに帰り道は体力を残して急な階段を降りられました。
 展望台からは快晴の相模湾と三浦半島が眺めることができました。江の電に乗って秋晴れの一日、4時間の散歩でした。

新しい試みー活躍する若手ディレクターが選んだ「アートフェア」を楽しむ。

東京・南青山のスパイラルで開催された「エマージング・ディレクターズ・アートフェアーウルトラ001−」  10月29日から11月3日まで東京・南青山のスパイラルで開催された「エマージング・ディレクターズ・アートフェアーウルトラ001−」へ行ってきました。このアートフェアはこれまでのギャラリー単位で出展されるアートフェアではなく、各ギャラリーで現場に立つディレクター個人を出展単位とした新しい試みだそうです。ディレクターの年齢制限は40歳以下とのこと。会場には東京、名古屋、京都のギャラリーに所属する若手ディレクター25名が若々しい感性でセレクトした絵画、彫刻、写真など約100点が展示されていました。各ギャラリーで現場に立つディレクター個人を出展単位とした新しい試みだそう
 私が懇意にさせていただいている「Gallery Kozuka」(名古屋)の二代目小塚真里繪さんがディレクターとして参加するとお聞きしていましたので、これは是非とばかりに参上いたしました。展示会場はスパイラルの玄関を入るとすぐに目に入ってきました。
 小塚真里繪ディレクターが選んだ作家4名(愛知県在住)は三浦篤正、鈴木淳夫、亀谷光路、中野克俊の各氏。皆さん、私の好きな作家さんばかりで、楽しく鑑賞できました。
 展示会場全体からは、新しいものを生み出していこうとする意気込みを感じました。「ウルトラ001」なので今後もずーっと継続され、東京、名古屋、京都といった枠を超え、新しい試みと共に新しい世界を見せてください! 期待しています!

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2008年7月15日 (火)

鎌倉雑感 2

 鎌倉に移り住まれたさくらぎさんから、2回目の便りが届きましたのでご紹介します。このところ鎌倉も暑い日が続き、夏祭りのシーズンだそうですよ。

「木になる帽子」
「木になる帽子」  鎌倉のとある閑静な邸宅のお庭。きれいにお手入れされています。
「木に帽子が2つ?」。よ~く観ると一本の古木を切った幹のところに布のようなものを被せ、ひもでしばり保護してありました。おしゃれな帽子(?)をかぶらせてもらい、お庭を見守ってあげてください。

「トルネード・ポテト」
「トルネード・ポテト」  日本の三大七夕祭りで有名な平塚市に行ってきました。駅前の商店街の道路は通行止めで、歩行者天国です。七夕祭りはコンテストもあり、力作ぞろいです。道路は屋台と見物の人たちで埋め尽くされています。また昔懐かしい「お化け屋敷」もありました。
 ある屋台で初めて見る食べ物に出会いました。それが「トルネード・ポテト」。なんとなく「トルネード」ってイメージが伝わってきました。遊び心のある商品ですね。

「どちらが侵入者?」
「どちらが侵入者?」  JR鎌倉駅から徒歩25分ぐらいに大町5丁目があります。私たちが住んでいる大町4丁目から徒歩10分ぐらいの山の斜面にある住宅街です。
 紹介された物件を見に行く途中に「熊出没注意!」の看板が目に飛び込んできました。リスやハクビシンはちょこちょこ見ますが、まさか鎌倉の住宅街で熊とは! 鎌倉も山の方面に開発が進み、昔から生息している動物たちにとっては、さぞかし住みにくい時代になってきたものですね。

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2008年6月 1日 (日)

鎌倉雑感

 2月の「超B級、昭和の常滑焼」情報の後、鎌倉に生活の本拠を移されたさくらぎ氏。少し落ち着かれた頃でしょうか? 新たなさくらぎ通信が届きましたので、ご紹介します。

 桜満開の鎌倉に来てから、もう2ヶ月たちました。最初の1週間は、こちらでの生活必需品をそろえるので精一杯。今住んでいるところは安国論寺のすぐ近く。緑に恵まれ、ウグイスの鳴き声で朝を迎えます。まだちょっとしか鎌倉に住んでいませんが、面白く奥が深い街のようです。
「木は大切に」「木は大切に」
 鎌倉駅の近くにある由比ヶ浜商店街を西へ、長谷観音に向かって行くと「六地蔵」という交差点があります。そこを右折したすぐの歩道で見つけました。なんと、立派な木です。どこまで大きくなれるのかしら? 鎌倉市は道路拡張する際、切られる運命にあったごく普通の桜の木を残しました。また民家を圧倒し道路にはみ出しそうになっている大木も、枝はバッサリ選定されてはいるものの住宅街のあちこちで見かれられます。なんだか優しい気持ちになれ、「こんにちは!」と言ってやりたくなります。「鯵の開き ならぬ 家の開き?」
「鯵の開き ならぬ 家の開き?」
 住まいから鎌倉駅に行く途中、何か違和感のある屋根らしきものが目にとまりました。よ~く観ると屋根がないスペースは、家を取り壊して駐車場になっていました。鎌倉の旧市街では限られた土地での駐車場の確保はなかなか大変なようです。街中での駐車代は、観光地ということもあり東京都心と同じくらい高いですよ~。

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2008年2月10日 (日)

超B級? 昭和の常滑焼

 秋のNY情報以来、久しぶりの「さくらぎ通信」です。またまた面白い話題ですよ。キッチュで可愛い「昭和時代」のMade in Japanをお楽しみください。

常滑焼,1  「常滑(とこなめ)市」と聞いて皆さん何が思い浮かびますか? 常滑市は愛知県知多半島の西海岸に位置する街。「中部国際空港がある街」とか「INAXの本社がある」とか「常滑焼」、「常滑競艇」など・・・。関西の方でこのうちひとつでもご存知なら、表彰ものです。
 「常滑焼」は平安時代末期(12世紀)の頃から「古常滑」と呼ばれて広く知られ、瀬戸、信楽、越前、丹波、備前と並び、日本六古窯のひとつ。そのなかでも最も古く最大の規模とされています。窯業は現在も主産業です、と常滑市のホームページ「市のあらまし」で紹介されている。
 その常滑に行ってきました。目的は陶磁器の「ノベルティ」を観ること。知人から「昭和の時代に欧米に輸出していた頃のものが山ほどあり、一見の価値あり」との情報をもらい、これはぜひと相成りました。谷川製陶所さんが製造と販売をされています。お店の名前は「Novelties T&T」。常滑焼,2観光コースの「常滑やきもの散歩道 Aコース」の中ほどにありました。昔ながらの木造平屋建てで、この日は品のいい熟年のご主人がひとりでお店番。昭和20年代から40年代にかけてが最盛期で陶磁器ノベルティ(動物、人形、ポット、マグカップなど)が北米やヨーロッパに輸出されたそうです(現在は国内向けのみ)。
 人形、動物ものが多く、そのなかで表現が超B級ものを探しました。常滑焼,3その結果選んだのが、これ。女の子3体はデッサンがまあいい感じに狂ったプロポーションが決め手でした。眉毛、睫毛、目の描き方なんて2体はホント手抜きです。色付けもいい加減なところが気に入りました。小さなドラキュラ(?)はチカラが抜けていて好きです。4体(個)で計1,800円なり。ほかには、本物の毛をつけた動物もののノベルティがあり、ここの実用新案だそうです。ご主人一代では売り切れないほどの在庫があるそうですが、どうするのでしょうか? 時期をみて並べる商品の模様替えもあるそうですよ。のんびりした時間が流れているお店でした。
 常滑は名古屋からも近く、焼き物鑑賞をして帰りには豊浜漁港の「お魚広場」で新鮮な魚介類をお土産にして、とドライブコースとしても1日楽しく過ごせるところです。機会があれば、ぜひ訪れてみてください。

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2007年11月19日 (月)

魅惑的な脇役たち発見!

その① 宿泊先のホテルで
エレベーター内の階数表示プレート  さ~て、この写真なんでしょう? エレベーター内の階数表示プレートです。2、3回乗ってハッと気づきました! なんともオチャメな顔ではありませんか! このホテルのエレベーターは9階から22階の間は宿泊の部屋ではないため通過します。そして数字の表示がでません。そのかわり××の表示です。また下りの時の表示はVです。泊まっている42階から下に降りる時、ささやかな楽しみでした。(後日、写真を撮って女房殿に見せた時、同乗のご夫婦もニッコリ)

その② フリーマーケットで
 週末はフリーマーケットへ行こう! ということで行ってきました。「Hell's Kitchen Flea Market」(39th St. bet.9th & 10th Ave.)へ。マネキン 洋服、サングラス、ブリキのおもちゃ、時計、ラジオ、映りそうもないテレビなどなど、大きいものは家具から小さいものはボタンまでありました。私はあまり買う気がないので、あっちのお店、こっちのお店とフラフラしていると帽子屋さんのマネキンからチャーミングな視線が。思わず「こんにちわ!」と声をかけたくなるほど、いい表情です。サングラスを売っている店のマネキンは、5つもサングラスをかけて色っぽく訴えかけます。これもマネキン その他にも楽しいお店の脇役たちが、あっちこっちにいます。週末にはぜひフリーマーケットであなたのお気に入りを見つけてください。

その③ ルーズベルト島へ
 マンハッタンの2nd Ave. & East 60th St.にある駅からルーズベルト島へはロープウェイで行きました。1日乗り放題のメトロカードが利用できます。発車すると間もなく、Queensboro Bridgeを眼下にし、East Riverを渡ります。ルーズベルト島へはロープウェイで 橋を走っているクルマはミニチュアカーに見えます。高層ビル群も遠くに見え絶景です。7~8分でルーズベルト島に到着。待っていたバスに乗る。帰りも同じくロープウェイ。地下鉄、バス、タクシーなどの乗り物の他、大都会マンハッタンの中でワクワクできる乗り物が楽しめるなんて感激です。わずかな時間ですが、安い料金で空中散歩が楽しめますよ。

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2007年11月17日 (土)

NY、街を歩けば楽しさ満載!

Ny_2その① チェルシー地区はお店だけではなく壁やドアにもご注目!
 最近話題のチェルシー地区。ソーホーから多数のギャラリーが移ってきたり、有名なブランドショップが次々とオープンし、ファッショナブルな街に変身中。またNHKが特集番組で紹介した「チェルシー・マーケット」などなど、見所いっぱいのエリアです。まずはギャラリー巡りからスタート。センスの良い外観のギャラリー街がず~っと続く。Gagosian Galleryから数軒のギャラリーを観る。倉庫のような大きな空間とそれに負けない迫力のある作品群。Ny_3 平面から立体まで多様な表現を楽しめます。
 通りに出て建物の壁面を見ると、結構な力作の人物像があちこちに。しばらく歩くと「コムデギャルソンNY」店。落書き(?)が印象的なレンガの玄関をくぐり店内へ。チューブの中を通り抜け、店内までそのイメージが続き穴蔵にいる感じです。品揃えは青山のお店とあまり変わらない。
 お昼の時間が近づいてきたので「チェルシー・マーケット」へ移動。2入り口が分からず通りの人に聞く。従業員出入り口から店内へ、親切に案内していただきました。その出入り口付近を眺めると、壁や金属の扉がひとつの作品ではありませんか! むーっつ! これなら中はもっと、と期待がふくらむ。「チェルシー・マーケット」は9番街から10番街、15th St.から16th St.の間を占めています。店内の通りは約250メートル。建物の幅は約80メートル。その中に果物屋さん、パン屋さん、雑貨屋さん、カフェやタイ料理の店などがあり、沢山の人で賑わっています。Nyスープとパンを買い、通りにあるテーブルで簡単な昼食。その後はバラエティいっぱいのお店まわり。食材とか雑貨に関心のある人は一日中楽しめるところだと思います。
 さて女房殿はショッピング、私は通りの壁のウオッチングに集中。 あります、あります。エレベーターの扉と信号機、金属のバットとボール、天井近くの壁には犬のオブジェ。通りの中間ぐらいには水の彫刻もあり、休憩場所にピッタリ。こんなマーケット、日本にも欲しい!

その② 地下鉄も移動だけではもったいない!
通路やプラットホームにご注目!
 NY地下鉄構内は日本の地下鉄と違い空調設備がなく、ちょっと辛い。でもその代わりといったらなんですが、通路やプラットホームには楽しいビジュアルアートがあちこちにあります。Ny_2 タイムズスクエア駅には、あの現代美術の巨匠リキテンシュタインの作品。通路にはガラス壁にポップな作品がシリーズで並んでいます。 またアメリカ自然史博物館駅のホームには、古代生物の化石の作品や、爬虫類のタイルのモザイク画があります。いろんな帽子画の駅もあり、その駅の特徴が一目で分かり、また電車を待っている間見ているだけでも楽しい。地下鉄に乗ったらあっちこっち眺めて楽しんでください。

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2007年11月15日 (木)

MoMAもいいけどDia:Beaconへ

 お待たせしました。久しぶりの「さくらぎ通信」です。ヴェネツィアビエンナーレは少し休憩して、最新ニューヨーク情報を3回どうぞ。かぜくさ便りも国際的になってきました。そうそうTANTO TEMPOさんのパリフォト2007(世界最大の写真イベント)ライブ情報も面白いですよ。こちらもぜひチェックしてくださいね。

Photo  グランドセントラル駅からメトロ・ノース鉄道でいざBeaconへ。案内所で時刻表を手にいれ、窓口で切符を買う。大人1人片道$11.50。10時51分発の普通列車に乗り込む。日曜日なので結構席がうまっています。進行方向に向かって左側が3人席、右側が2人席。3人席がほぼ一杯なので、2人席に。グランドセントラル駅を出発。しばらくは地下を走る。次の駅Harlem-125Streetからは地上に出る。
 抜けるような10月の青い空。ハドソン川が左手に見える。なるほど3人席が一杯な訳がようやく解った。ということで私たちも別の車両に移動し、やっと3人席へ。Diabeacon_4 列車はハドソン川と別荘が点在する丘陵地帯を眺めながら、12時17分に目的地Beaconに到着。 日本の観光地にあるような駅前の地図がない。駅のプラットホームを降りた地下のコンコースに矢印とWALK Dia:Beaconだけの表示がありました。心細いが矢印を頼りに歩く。10分ぐらい歩くとDia:Beaconの看板が目に飛び込んできた。
 現代美術館Dia:Beaconは知人のアーティストの方から「ぜひいってらっしゃい」と教えていただきました。ナビスコ社のパッケージ印刷工場をリノベーションし現代美術館に。Diabeacon_3 広大な自然に囲まれ、広々とした展示スペースにRichard Sera、De Mariaほか、この半世紀で最も重要なアーティストたちの作品が心ゆくまで鑑賞できます。私が好きになったものは、糸で空間を表現したFred Sandbackの作品。東洋的な哲学を感じました。
 帰り路は、駅まで周囲をゆっくりと眺める余裕がありました。川が駅のすぐそばにあり、公園のような美しさです。15時50分発の列車。行楽客でほぼ満席状態。なんとか2人座れる席を見つけ、しばらくすると車掌さんが切符拝見に来ました。Beacon 駅で切符を事前に買わなかったので、その旨伝えました。その場合、規定料金より高くなる事もあるのですが・・・。ちょっと心配。「2人で$15」と車掌さん。「???」 理解できません。大きな切符をもらい、ジーッと見ていると「SENIOR」の欄にハサミが入れてある。「何か問題でも?」と車掌さん。「いいえ」と即座に答えました。なんと老人割引になっていたのです。うれしいようなさみしいような気持ちになりました。
 17時21分グランドセントラル駅に到着。現代美術に関心がある方は、ぜひ1日かけてBeaconへ足を伸ばしてください。車窓からの眺めも楽しめます。

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2007年8月25日 (土)

さくらぎさんの天狗下駄

 神戸栄町かぜくさ便りも一年を過ぎ、ここに強力助っ人登場と相成りました。
ひろパパが広告マンだった頃の同僚、さくらぎ氏です。(奥様は以前ブログ“パロディファッションの世界”でご紹介した何とも個性的、魅力的な方。) この春めでたく定年退職されて、Photo_3 写真のワンちゃんみたいにやれやれ~。ところでこのワンちゃん、す、凄い血統書付き! なんとさくらぎ氏が所蔵する“奈良美智グッズ”であります。はい、アートも大好き、好奇心旺盛なさくらぎ夫妻は、楽しいコト、美しいモノを求めて東へ西へ。そんな彼から届くメール便り・・・さすがです! 元広告マンだけあって、見せ方うまい。けいママはしっかり目を付けて引っ張り込んでしまいました。さてさて一回目はなかなか、粋な旅日記。それにしても名古屋の人って、お味噌好きなんやなあ~。

 6月中頃、田楽が食べたいということで伊賀上野に行ってきました。田楽は一口で3本くらい食べられる大きさです。味噌の味は名古屋地域と比べると甘みを抑えています。2軒はしごしました。Photo_4
  市内の「西田はきもの店」で伊賀の天狗下駄(一本歯の高下駄)を買いました。「ボディバランスを飛躍的に高められる」とか、「履いて立つだけで腰痛、膝痛は改善する」とかの効用ありとのこと。主に家の中で履いています。(外では少し恥ずかしいので・・・)
 Photo_5 また伊賀上野は芭蕉ゆかりの地。ということで史跡「蓑虫庵」を見学しました。「古池や蛙飛こむ水の音」の碑もありました。昔ながらの駄菓子屋さん、和菓子屋さんなど懐かしい町並みが残っていて、いい感じの城下町。和菓子屋「餅の老舗 いせや」さんの店先には“古代ちまき”の宣伝文句“季節きました”の旗。Photo_6 そして大きなちまきが軒先からぶら下がっていました。この商品は季節限定。旧節句の頃、野山に育つ萱の葉で新粉生地を包んだ古来より伝わる本来の姿のちまきだそうです。
 暑い暑い夏、皆様お体を大切に!

さくらぎさん、次は何処へ? 今秋は海外にもお出かけの予定とか。次回の「さくらぎ通信」を楽しみにしてます。

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