フィレンツェでお買い物
今回の滞在で、何度もフィレンツェの超ブランド・ストリート、トルナブォーニを通ったけいママ。いえ、たまたま宿泊レジデンスがこの近くだったので。グッチ、フェラガモ、プラダ、エトセトラ(あっ、これはブランド名ではありません)通過、ツウカ。 で、けいママが向かった先はと言うと…。フィレンツェに住む友人アマが働く皮製品の店、その名も「ウフィッティ」。アートを鑑賞した後はお買い物タイムですよね? ウフィッティ美術館の出口、ミュージアムショップを覗いてその足で、一本北側の通りにあるこの店で、さあさ、この日はウフィッティ三昧とまいりましょうか。
一歩中に入ると、皮のコートにバッグにベルト、これでもかって! 壁にぺたりと貼り付いたワニまで居るぞ! そして上質の皮の匂いが心地よい。以前名門グッチ家のドキュメンタリーをテレビで観た時、幼き御曹司が皮の切れ端で遊んでいた。「うちでは、幼少の頃からこうやって、最高級の皮の匂いを体に覚えこませるのです。もちろん私もそうやって育ちました」。負けた~! こと革製品に関してはこの国には脱帽だ、とその時から感じていたけいママ。
よし! と気合を入れて皮のコートを物色。と、プライスを見ると「ええ! 半額? 半額セールやってんの?」。「ハイ、ハイ、シニョーラ、ただ今半額で~す!」と言いながらもアマは商売より先に、近所のバールへカフェの出前を頼みに行ってくれた。そのカフェの美味しいこと! これも脱帽だ。さあさ、いよいよお買い物開始。しかし皮といっても色々あるぞ。カモシカだ、カーフだ、毛皮付きだ。ど、どうしよう? 選べない!
こんな時はこの道ン年のアマにお任せあれ。言葉が通じないなんてなんのその、表情一つですぐさま「こういう感じの、こういうのがいいんだよね?」と。おっと何で分かるの、アンタ? そしてチョイスした一着のサイズが無いとなると「ちょっと待ってて、すぐ戻るから」。と自転車に乗って軽やかに出掛けて行く。はい、近所のお店だか、倉庫だか、ちゃあんと調達してきてくれますよ。チェントロ辺りの革製品のお店って、みんな助け合いの精神で仲がいいみたいです。
さらにさらに、お直しだって迅速、機敏。選んだ一着を着て、鏡の前で突っ立ってりゃ、よしなに計らってくれますとも。と、いうわけでひろパパは黒の皮ジャッカ(アマ曰く、ニホンヤクザ! 現在PAXREX店内でもっぱら着用中)。けいママは襟の部分がベージュの、ウエスト切り替えの黒いコートをお買い上げなり。
この年末年始、フィレンツェに行かれる方、思い切りお値打ちの皮製品を買いたい方、迷わずアマの店へお立ち寄り下さいな。なんならこのかぜくさ便りをコピーしてクーポン券代わりにお使いくだされ。値引きあり。 このお店のマスコット、ファディーにも運がよけりゃ会えます。大きな瞳パッチリ、かわいいわんぱく坊主です。
UFFIZZI Pelle Via dei Neri, 86/R-50122Firenze Tel 055 26.54.344
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