ギャラリーPAXREXの取り扱い作家、グレメッティことマルコ・マイアンティ。3年間の日本滞在を終え、この8月から故郷イタリアのエミリアロマーニャ州モデナで、活動中です。
また彼のガールフレンドのユミは一ヶ月遅れで日本を発ち、ただ今マルコ宅でマンマ直伝によるイタリア料理修行中。「彼女は食べる事、取り分けドルチェに目がないんだ」。とマルコが申しておりました。そんな二人が伝えてくれる、イタリアのあれこれ。さて今日の話題は?
みなさん、こんにちわ。「かぜくさ便り」初登場のマルコ&ユミです。
今日はこの地方に伝わる郷土料理のトルテッリーニをご紹介します。お店やリストランテのものとは違って、マンマのおうちで代々伝わる味です。
まずカボチャをforno(オーブン)で焼いて、中味を取り出してほぐします。そこにナツメグを少々、さらにformaggio grana(パルメザンチーズ)をイタリア式にドバッと入れ、さらにパン粉を少し。
これはカボチャの水分を減らすため。ここまでで具材の出来上がり。
パスタは4人分でだいたい小麦粉200gに卵2個、混ぜたらお皿を裏返して蓋を! マンマによると、パスタを少しずつ取って伸ばしたり、くるくるトルテッリーニの形を作っている間に乾くのを防ぐためだそうです。
そして今回マンマはパスタを伸ばすのに、パスタマシンを使っていました。
でもノンナ(マルコのおばあちゃんで、御年90歳以上!)は今でも棒を使って手で伸ばすそうです。
パスタを伸ばして切っていきます。ラビオリと違ってトルテッリーニはこの1枚を使って作っていきます。まずパスタにスプーン半分くらいの具材を載せて半分に折り(折ったら三角形になるように、まわりをしっかりと閉じる(ここまではひだの無い餃子風)。
そしてこの三角形の端を軽く内側に折りつつ、人差し指をかざして、くるりんとして反対側の端を軽く付けます。この際キツくすると、実際食べる時にしこりを感じるので要注意だそう。
出来上がったトルテッリーニはパン粉を敷いた皿の上に並べて少し乾かします。でも乾かしすぎてもだめらしく、マンマはキッチンペーパーを被せていました。
美味しいトルテッリーニは味付けはバターで十分だとか。確かにバターとサルビアのみで食べたのですが、ホントに美味しかった! みなさんも写真を見ながら、イマジネーションで試してみて下さいね。
と、ユミはトルテッリーニに大満足のようです。マルコ作とユミ作のトルテッリーニは、違いが著しい? どっちがどっちの作品ですかね?
さてさて、マルコはユミの体重
を心配しているようですが、次回の二人はどんなイタリア生情報を伝えてくれるでしょうか?
下記のサイトで、マルコ撮影のスタイリッシュなシーンも是非! Flickr:Gremetti's Photostream
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