ゾンビになるまでに?
麻生羽呂(原作)と高田康太朗(作画)によるヒット漫画を基に、石田雄介監督が実写映画化したのが『ゾン100 ~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』。ゾンビも見慣れてきたせいかそんなにホラーでもなく、お気軽に楽しめるコメディに仕上がっています。希望に燃えて入社したのが、とんでもないブラック企業。さぁどうする?
連日の徹夜。上司のパワハラ。憔悴した天道輝は自殺を考えるまで追い詰められる。そんな彼がある朝起きたら街中がゾンビだらけに。逃げ惑う輝だが、ふと「もう今日から会社に行かなくてもいいんじゃね⁉」と、超ポジティブ思考に転換。すっかりハッピーになった彼は、「ゾンビになるまでにしたい100のこと」を書き出していく。
〇部屋の大掃除をする 〇べランピングをする 〇髪を染めてみる 〇大型バイクに乗る 〇打ち上げ花火を上げる 〇サップヨガをする などなど。やりたいことリストをつぶしながら、ゾンビと闘う。どんなに危険があっても「会社へ行くよりマシだ」と親友の救出に向かい、隣人の世話をする。そんな中でもステキな出会いが。
「みんなを助けるスーパーヒーローになる」と小さいころからの夢もリストに書いた彼。いつもは優柔不断だけれど、ゾンビに嚙みつかれても大丈夫なボディスーツがあると知り、ぜひ手に入れたいと旅に出る。リストに書いたパラグライダーやサップヨガ、温泉を楽しみながら行き着いた先は、思いがけない事態になっていた。
キャストの赤楚衛二、白石麻衣、柳俊太郎、北村一輝。どの俳優さんもなかなかの熱演で好感が持てました。お気楽だけど感じるところはある。この映画で知った教訓を二つ。 (1) ゾンビは音に反応して向かってくるから、うまく利用してリスク回避せよ。 そして (2) ブラック企業で働き続けるのはゾンビになるようなものだ。
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