VOCA、サイコーでした
日展を見た数日後。原田の森ギャラリーで VOCA 30周年記念の展覧会を見ました。歴代のVOCA賞受賞作全30点を集めたこちらの展覧会。日展との比較で、よけい良く見える。創造に向かう強烈なエネルギー。野心的なチャレンジ。批判を恐れない勇気。圧倒的なパワーを感じて、日本アート界の将来に希望を抱きました。
1994年にスタートしたVOCA展は、絵画や写真など平面美術の領域で高い将来性のある若手作家を奨励する展覧会。毎年、全国の美術館のキュレーターや研究者などから推薦された、40歳以下の作家が出品する。これまで延べ1,000人を超える作家が参加。現代のアート界をリードする存在を多数見出してきた。偉大な貢献。
1994年 世良京子、福田美蘭 1995年 三輪美津子 1996年 東島毅 1997年 小池隆英 1998年 湯川雅紀 1999年 やなぎみわ 2000年 岩尾惠都子 2001年 押江千衣子 2002年 曽谷朝絵 2003年 津上みゆき 2004年 前田朋子 2005年 日野之彦 2006年 小西真奈 2007年 山本太郎 2008年 横内賢太郎 さらに、、、
2009年 三瀬夏之介 2010年 三宅砂織 2011年 中山玲佳 2012年 鈴木星亜 2013年 鈴木(花房)紗也香 2014年 田中望 2015年 小野耕石 2016年 九門剛史 2017年 幸田千依 2018年 碓井ゆい 2019年 東城信之介 2020年 Nerhol 2021年 尾花賢一 2022年 川内理香子 有名になったアーティストが多いでしょ!
出品規定は「タテヨコ250×400cm以内、厚さ20cm以内に収まる作品」というシンプルなもの。だから「平面」という制約の多いジャンルにもかかわらず、多様なメディア、素材、技法などを自由に使って伸び伸びと挑戦している。創造の可能性を拡げ、アートの新たな地平線を示してきたVOCAに、これからも期待しましょう。
VOCA 30 YEARS RTORY / KOBE
VOCA 30周年記念 1994ー2023
2023年3月9日(木)~3月25日(土)
原田の森ギャラリー(兵庫県立美術館王子分館)
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