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2021年10月29日 (金)

小さくなって人類を救う

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 人口過剰問題。食糧危機。地球温暖化。このままでは人類は滅亡する。ノルウェイの研究所が発明したダウンサイジングの技術が、人類を救う救世主となるのか。アレクサンダー・ペイン監督の近未来SF映画『ダウンサイズ』。主演のマット・デイモンがヒーローではなく、どこにでもいるごく普通のダメ男を好演している。

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 180cmの身長を13cmに! 世紀の発明から10年。縮小を選んだ人は全人口の3%になり、各地にコロニーが作られていた。ミクロになったぶん衣服も食品も家もクルマもすべて小さく、材料も少量で済むから省資源でローコスト。手持ちのお金や資産で大富豪の暮らしが楽しめる!とPRする企業も商売繁盛、躍進を遂げていた。

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 頭髪も眉毛もスネ毛も、身体中の毛はすべて剃る。入れ歯や差し歯はすべて抜く。胃や腸の中は空っぽに。なぜなら生きた体の細胞は等しく縮小されるが、それ以外のサイズは変わらない。ごくまれに抜き忘れた金歯でアタマが破裂して、死ぬこともあるけれど。ダイジョーブ、近代的なメディカル工場で安心の施術。

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 ダウンサイズした人が住むコロニーは、全体が透明ドームで覆われている。中には高層ビルも邸宅街も、美しい湖まである清潔な都市。ドームで囲うのはリッチライフを謳歌する住民を、相対的に巨大な昆虫や動物から守るため。安全安心、働かなくても生きていける豊かな暮らし。でも、それでいいのか、竜宮城の浦島太郎⁉

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 人生楽しまなきゃ損と言うヨーロッパ人や、人生は戦いだと考える勤勉なアジア人。いろんな友人と交流するうちに、ダウンサイズのユートピアならではの、負の側面も見えてくる。さて、この先お話はどう展開していくのでしょうか。あの世とこの世がゆるやかに並列したマルチワールド。主人公が見つけた幸せの意味とは?

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