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2021年8月21日 (土)

絶望のクリスマス

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 それはTV局に突然かかってきた爆破予告電話から始まった。クリスマス・イブに東京で起きる連続爆破テロ事件を描く波多野貴文監督の『サイレント・トーキョー』。原作は秦建日子。季節外れの話題ではありますが、おもしろいサスペンスなのでご紹介。ちなみに昨年のクリスマス・シーズンに劇場公開された作品です。

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 予告通り、正午に恵比寿のショッピングモールで爆発。ガセネタだと思いつつ、しぶしぶ取材にやってきたTV撮影のクルー。買い物に来ていた主婦。ちょっと外れた警視庁の刑事。さまざまな人たちが事件に巻き込まれ、それぞれの視点で物語は進む。つぎの爆破予告は午後6時、場所は浮かれた群衆で混雑する渋谷ハチ公前。

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 「犯人は誰なのか?」 「目的は何なのか?」  西島秀俊、中村倫也、井之脇海、石田ゆり子、広瀬アリスなどが、好むと好まざるにかかわらずそれぞれの領分で事件に絡んでいく。いろんな人生を抱えた個性的な人たち。スピード感も、スケール感も、ハリウッドのクライムサスペンス大作なみの演出と映像で、見ごたえ十分。

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 「これは戦争だ」という犯人からのメッセージ。総理大臣とNET上での対談を要求、応じなければ夜10時、東京タワーを爆破する、と。いくら奔走しても、事件の全貌は見えてこない。あせる捜査陣。じつは、東京を震撼させた事件の裏には、平和ボケした日本人に警鐘を鳴らすためという目的と、隠されたドラマがあったのだ。

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  ♪ A very Merry Christmas   And happy new year 
         Let's hope it's a good one   Without any fear ♪   
年齢も、貧富も、人種も超えて、みんなで楽しいクリスマスと、幸せな新年を迎えよう、と歌うジョン・レノンの「Happy Xmas (War is over)」が印象深く流れるこの作品。この歌の真のメッセージが映画のテーマにダブります。 ♪ War is over   If you want it ♪    

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