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2021年7月10日 (土)

かわいい カワイイ KAWAII

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 いま日本文化を世界に発信するキーワードの一つが『かわいい』です。1970年代から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博したオサムグッズ OSAMUGOODSの原田治も『かわいい』の生みの親の一人。当時、シンプルな線と明快な色彩で描かれたキュートなキャラクターたちが一世を風靡したものです。

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 神戸ファッション美術館で現在開催中の『原田治 展 「かわいい」の発見』。アメリカ黄金時代の50年代、60年代のコミックス、TVアニメ、ポップアートなどから大いに影響を受け、独自の「かわいい」世界を作り上げたイラストレーター原田治(1946-2016)の、無名時代から趣味の抽象作品まで、その全貌を見ることができます。

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 会場に掲出された原田の言葉にこうあります。「終始一貫してぼくが考えた『可愛い』の表現方法は、明るく、屈託が無く、健康的な表情であること。そこに5%ほどの淋しさや切なさを隠し味のように加味するというものでした」。原田の「かわいい」は、まさに夢と自由の国を現出したミッドセンチュリー文化への憧れ。

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 雑誌の表紙イラスト、本の装丁、作品集の出版と、活躍の場は多岐にわたる。印象に強く残っているのは、カルビーポテトチップスやミスタードーナツのキャンペーン用キャラクター。目に触れる機会が多かったからでしょうか。とにかく人の気持ちを快活にハッピーにしてくれるOSAMUキャラクター。愛されて当然ですね。
 
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 展示会場を出たところには「かわいい」キャラクターたちを集めたOSAMUGOODSショップが。トートバッグやTシャツ、マグカップやランチボックス、フェイスタオルや雑貨小物・・・。そこでは往年の女子中高生たちが目を輝かせて物色していました。可愛い、かわいい、カワイイ、KAWAIIは、いつまでも色あせません。

原田治 展
「かわいい」の発見
2021年7月3日(土)~8月29日(日)
神戸ファッション美術館

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