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2021年3月26日 (金)

埼玉のライバルは千葉

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      この物語はフィクションであり、実在の人名団体、
        とくに地名とはまったく関係ありません。

 いきなりこんな「お断り」で始まる竹内秀樹監督の『翔んで埼玉』が、ぶっ飛びおもしろい。原作は魔夜峰央の埼玉ディスリ漫画。これを2019年に実写映画化して、大ヒットを記録した作品です。

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 東京都から虐げられた埼玉県民の解放を成し遂げるべく戦いを挑んだ者たちの愛と革命の物語を、壮大なスケールで描いたエンターテインメント超大作。あるいは、邦画史上最大の茶番劇というPRの言葉通り、バカバカしくも真剣に繰り広げられる争い。やがて宿敵の千葉や、神奈川、群馬、茨城を巻き込んだ大抗争に。

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 主役2人の男子高校生を演じるのが、二階堂ふみとGACKT。これもぶっ飛びでしょ。他にも伊勢谷友介や京本政樹など、ヤバい物語にはヤバいキャラクターが。それぞれルイ王朝風や歌舞伎風の豪華絢爛コスチュームで、大仰に大真面目に演じる。だから突拍子もないお話も、クオリティの高いコメディとして成り立っている。

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 隠れ埼玉人、サイタマラリヤ、埼玉ホイホイ、草加せんべい踏み絵、県鳥シラコバトの羽根と埼玉の玉をイメージした埼玉ポーズ。次々と繰り出されるギャグに笑いながら、差別と迫害の理不尽さと多様性の価値を考えさせられる。「いくつもの星があるからこそ、この夜空は光り輝く」というセリフは、広く世界にも届けたい。

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 はなわ作詞・作曲「埼玉県のうた」がエンドロールで流れる。自虐ソングだけど埼玉県愛に満ち溢れ、この映画にぴったりでした。

   ♪どんなに歩いても 海がない 海だけならまだしも
   空港ない 名所もない さらに郷土愛もない
   だけどアジア一でかい団地がある!
   ダンダンダンダダンダンダン ダンダダさいたま♪

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