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2021年3月10日 (水)

天才の育て方を考える

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 サッカー、フィギアスケート。、テニス、歌、ピアノ、ダンス、将棋・・・。日本でも小さいうちから天賦の才能を発揮する子どもが増えてきましたね。もしかして、この子は天才かも?と思った時、あなたならどうしますか。有名コーチの教えを受けさせ、レッスンの送迎や大会への付き添い。才能を伸ばし、一流に育てるために。

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 チェスに天才的な才能を示す7歳の少年が主人公の『ボビー・フィッシャーを探して』(Innocent Moves)は、スティーヴン・ザイリアン監督が実話に基づいて作った1993年の作品。原作は少年の父親。公園で賭けチェスに興じる大人たちや、厳格なチェス教師、ライバルの少年やその親など、登場人物はすべてモデルがいる。

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 わが子のためにと思う熱意が、いつしか親のエゴになってしまっていないか。大きな期待は子どもには重い負担。好きでチェスを始めたのに、だんだん嫌いになってスランプに陥る少年。そこで親は気づく(特に母親は)。「子どもの幸せを第一に考えなきゃ」「チェスだけが人生じゃない」。冷静に考えると当たり前の結論に。

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 両親やまわりの人たちの愛情に包まれて成長する少年は、ついに大きな大会で優勝する。しかし勝者の影には敗者がいるという冷徹な現実。勝負にこだわるより、ゲームを楽しみたい心優しい少年を、マックス・ポメランクが見事に演じている。対照的な二人の師匠役をローレンス・フィッシュバーンとベン・キングスレーが好演。

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 アメリカ人初のチェス世界チャンピオンでありながら、失踪を繰り返す伝説の英雄ボビー・フィッシャー。その奇人エピソードを交えながら描かれる少年の成長物語。厳しい教育で才能を伸ばすべきか、自由にのびのびと育てるべきか。それは天才児に限らず、すべての子どもの教育について考えるべき大きなテーマです。

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