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2021年1月25日 (月)

ステキな「嫌がらせ弁当」

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 口も利かなくなった反抗期の娘と、なんとかコミュニケーションを取ろうと奮闘する、しっかり者のシングルマザー。いっこうに態度を改めない娘にキレた母は、わざとド派手なキャラ弁をつくって反撃に出ようとする。マンガのようなマジメな話。

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 高校の3年間、突飛な弁当を作り続ける母と、クラスメイトに笑われながらも意地で食べ続ける娘。さてさてその戦いの結末は? 2019年の映画『今日も嫌がらせ弁当』は、おかしくて、微笑ましくて、最後にホロリとさせられるいいお話じゃないですか。

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 八丈島のおおらかな自然を舞台に繰り広げられる、母と娘のバトル。友達や幼なじみとのやり取り。監督・脚本の塚本連平が、二人を取り巻く日常をコミカルに、ポップに、テンポよく描く。戦いの武器だった弁当は、いつしかコミュニケーションの手段になっていく。

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 反発しあいながらも深い愛情で結ばれている。そのあたりの心の機微を、篠原涼子と芳根京子が見事に演じている。原作は八丈島に住むKaori(ttkk)さんの人気ブログと書籍化されたエッセイ。実話に基づいているだけあって、リアリティが抜群です。

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 不器用だけど一生懸命に生きる母と娘。弁当はそんな二人をつなぐ愛情のメッセージになりました。食べることは大切なこと。思いを込めて作られた料理は、思考を前向きに変えるエネルギーを秘めている。なかでも弁当は、個人にあてたラブレターですから。

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