神戸の夜にレーザーの虹
GlobalRainbow@Kobe2020というアート作品が、神戸の街を彩った。ポートアイランド北部から照射されたハイパワーレーザーの7色の光線が、メリケンパークの上を通って山へ向かう。見えるのは幅300mの南北に縦長のエリア。ポーアイとメリケンパークが鑑賞に適した場所のようです。さて下から見上げるか、横から眺めるか。
アーティストはNYとベルリンを拠点に活動するプエルトリコ出身のイヴェット・マターン。この作品は欧米の主要都市で展開され、アジアでは初のお披露目だそうだ。夜空に光のラインが入るだけなのに、ハッとするような豊かな景観に生まれ変わる。見慣れた日常に何かをプラスする、それに驚きがあれば立派なアートなのだ。
拡散せず長い距離を進む直進性が特徴のレーザー光線。いろんな場面で使用され、もう珍しくもないと思っていました。でもここまでスケールの大きい作品ができるなんて素晴らしい。日没から午後9時まで、ポートタワーや「BE KOBE」のモニュメント、流政之さんの作品「神戸海援隊」との共演も絵になりました。
震災の年から毎年恒例になっているルミナリエが中止になって、ちょっと寂しい思いをしていた今年の年末。10日間のプロジェクトでしたが、神戸の街がすこし華やかになりました。主催は神戸観光局。観客が集中しにくい上手に考えられた光のアートイベント企画。コロナ時代にふさわしいと思いました。
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