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2020年11月13日 (金)

栗の季節の最後の旨味

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 そろそろ終わりに近づいた栗の季節。締めは中津川、国道19号線沿いにある「すや 西木」店の甘味処「榧(かや)」で。信州・小布施と並んで有名な栗の産地が中津川と恵那。ここには栗きんとんを売り物にする和菓子屋さんがいくつもある。その元祖と言われているのがこの老舗「すや」。創業は元禄年間だそうだ。

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 いただいたのは季節限定の栗しるこ。栗だけでつくった温かいおしるこにお餅が入った名物です。栗の実をつぶしてドロドロにしたしるこは、黄色い栗そのものの色。ほんのり上品な甘さで、ほっこりする美味しさです。ちょっと他に例えようがない滋味あふれる秋の味覚。ほうじ茶と野沢菜漬けがセットでついてくる。

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 「すや」と言えば外せないのが、栗きんとん。なにせ元祖ですからね。栗を炊いてつぶし茶巾で絞った栗きんとん。お節料理のきんとんとはまったく別物です。そしてやはり栗ならではの滋味にあふれ、粘り気のないぼそぼそした独特の食感が魅力。中津川あたり東農の郷土料理で、日持ちしないため他の地域には出回らない。

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 「すや」という変わった店名は、「酢屋」から来たそうだ。創業時は酢の店で屋号は「十八屋」。中津川宿の酢は江戸時代から有名で、太田南畝の著作にも、酢の十八屋の記述があるそうだ。そして菓子作りを始めたのは7代目から。和菓子の老舗として今に至る。ケヤキ製の看板の文字は良寛の書からとったものだという。

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