« コロナと生きる世界 | トップページ | 作者非公認の展覧会? »

2020年10月23日 (金)

40歳のラッパーって変ですか

   40

 黒人で、女性で、40歳を間近にひかえた脚本家。まだいろんな差別がはびこっている演劇や映画の世界で、なんとか活躍したいともがく彼女の日々を描いた『40歳の解釈:ラダの場合』がおもしろい。監督、脚本、製作、主演を務めたのがラダ・ブランク。自身の実体験をベースにした痛々しいストーリーをコミカルに語りかける。

Photo_20201021225802

 かつて「30歳未満の30人」に選ばれ、脚本賞のトロフィをもらったこともある。それがキャリアのピークで、後はぱっとしない。ワークショップで若者に教えているが、先生は10年前の作品が最後ねとバカにされる始末。大物プロデューサーに妥協しまくってやっと舞台が実現するが、自己嫌悪に陥ってしまう。そろそろ限界か。

Photo_20201022000701

 人種やジェンダーの壁。年齢的にも曲がり角。仕事も思い通りにならない。そんな絶望的な状態のときに、ラップに出会って真の自己表現に目覚めていく。40歳の視点で自分に正直な言葉をラップのビートにのせて。ダイエットドリンク片手に社会の無理解に挑む姿は、マイノリティにとって希望の星か。NETFLIXの作品です。 

|

« コロナと生きる世界 | トップページ | 作者非公認の展覧会? »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« コロナと生きる世界 | トップページ | 作者非公認の展覧会? »