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2020年10月26日 (月)

作者非公認の展覧会?

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 アーティスト本人は非公認? 無許可の展示イベント? しかしほとんどの作品は本物! なんとも奇妙な展覧会が世界で話題になっている。大阪南港ATCギャラリーで開催中の『バンクシー展 天才か反逆者か』。バンクシーは英国を拠点に街角のビルや壁に社会風刺や政治的メッセージを描く、正体不明のストリート・アーティスト。いま世界で最も注目されている美術家です。

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 街中で人に見つからずに描くストリートアート、いわば落書き。すぐに当局に洗い流されたり、塗りつぶされたりするから、後に残らない。彼自身も犯罪行為だと思っているからか、決して名乗り出ない。なぜこの展覧会が作者非公認なのか、の理由のひとつがこれ。でも著作権や金銭的な問題はどうなるのだろう?

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 ところが有名になるにつれ壁を剥ぎ取って残す人や、オリジナルの版画を買う人があらわれる。こんなコレクターが持つ作品を約70点、世界中から集めてきて開催にこぎつけた展覧会が、このバンクシー展。モスクワ、サンクトペテルブルク、マドリード、リスボン、香港、横浜と巡回して、今月いよいよ大阪へやってきました。

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 反戦。反ファシズム。反帝国主義。反権威主義。反消費社会。反資本主義。反原理主義。彼は社会のいろんな場面で人間を圧しつけるパワーに反発し自由を求める。警察、エスタブリッシュメント、監視社会などを風刺したユーモラスでブラックな表現を見ると反逆者。いま世にある問題の本質を伝える能力を考えると天才。バンクシーはアートの力で権威に反逆する天才なのです。

バンクシー展  天才か反逆者か
2020年10月9日(金)~2021年1月17日(日)
大阪南港ATC Gallery(ITM棟2F)

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