高原はいま収穫の秋
信州の高原は朝晩ずいぶん冷え込むようになりましたが、まだ夏の野菜やハーブが収穫できます。この日は2つのカゴいっぱいに。まずは葉物を中心に、レタス、バジル、バイオレットバジル、ヤングコーン、セージ、ミント。ヤングコーンはほんとに短い時期しか食べられないし、セージは土が合ったのか勢いがあります。手作りニョッキをセージバターで食べたり、健康に良いセージティーに。
2つ目のカゴには、パプリカ、トマト、加工用トマト、4種類のミニトマト、ブロッコリー、シシトウ、水ナス、食用ホオズキ、インゲンがぎっしり。食べきれないほど採りながら、さてどんな料理に使おうかと考えるのが至福の時。このカゴでは水分が少なくみっしり中身が詰まった加工用トマトが一番のおすすめ。じっくりソースに煮込んだり、とれたて濃厚トマトジュースも絶品です。
この夏は長雨&日照不足から記録的な猛暑へと、野菜には過酷な天候が続きました。しかし花栽培家さんのご厚意で使わせてもらっているハウスのおかげで、収穫の秋と食欲の秋をダブルで楽しんでおります。ご紹介した収穫物以外にも、セルバチコやフェンネル、ディル、芽キャベツなど好き勝手に作らせてもらっている。
そしてフェンネルシードやバイオレットバジルの花を取り分けてスパイスに。作業しているだけで部屋中が爽やかな香りに包まれる。ドライセージは虫除けにもなるからと言いながら、束ねて吊り下げていく。種をまいて、水をやって、収穫して、食べて、また種を取る。春から秋の一連の流れ。来年は今年の経験を生かして、何を植えるかあれこれ思案する冬がやってきます。
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