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2020年8月20日 (木)

昭和レトロの、あやカノ

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 韓国映画『妖しい彼女』をリメイクした、水田仲生監督の『あやしい彼女』がおもしろい。見た目は20歳、中味は73歳の、チョーあやしい女の子が大活躍する爆笑と感動の物語。可愛い顔で罵声を浴びせ、ときには熱く説教する。気っぷが良くてしおらしい。クルクルと表情を変える多部未華子、天性の才能がはじけています。

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 町の人々やお年寄り仲間にも煙たがられている毒舌ばあさんが、ひょんなことから20歳の姿に。こうなったらとことん好きなように生きてやる! 倍賞美津子が73歳の下町のばあさん、多部が20歳のあやしい彼女、主人公を2人1役で演じている。歌に、恋に、失われた青春を取り戻すことができるのか。

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 多部未華子が透き通るような声で歌う「見上げてごらん夜の星を」、「真赤な太陽」、「悲しくてやりきれない」など昭和のヒット歌謡の数々。彼女が着ているちょっと外れているけどキュートな70'sファッション。どこかレトロでカッコいい。閉塞している現代(2016年の作品だから平成時代)とのギャップがかえって新鮮だ。

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 共演者も芸達者がそろっている。小林聡美、北村匠海、志賀廣太郎、要潤、金井克子、温水洋一などがドラマを盛り上げる。たくさん笑って、ほっこりできる2時間5分のファンタジー。誰にでもある人生リセット願望を刺激し、逆に家族や友だちなど今の人間関係の良さに気付かせてくれる。観た後に少し素直になった自分がいます。

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