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2020年7月 5日 (日)

ミナ ペルホネンの展覧会です

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 はじまり おわり すすみ もどる 心と象(かたち)の つくるとつづく・・・『ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく』展が兵庫県立美術館で始まりました。コロナの影響で1週間ほど遅れての開催です。『つづく』というタイトルは、ブランドが継続するという意味を示すのはもちろんですが、繋がる、連なる、手を組む、循環するなど、多様なイメージを想起させるおもしろい切り口の言葉です。

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 流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常着」をコンセプトに、ミナ ペルホネンは今年で25周年。日本各地の生地産地と深い関係性を築き、オリジナルの生地を作り、プロダクトを生み出す。他に類を見ない独自のものづくりです。自然環境に親和的なテイストや、丁寧なローテクだからこそにじみ出る温かみ。その哲学に共鳴する根強いファンがいるのは納得だ。

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 テキスタイル、ファッションからスタートした活動は、いまやインテリアや食器のコレクションなど生活全般のデザインへと広がっている。国内外のブランドやクリエイターとの協働事業も多い皆川さんが、将来の夢として構想している「簡素で心地よい宿」のプロトタイプ「シェルハウス」。たくさんのスケッチや模型と共に展示されている。これは建築家の中村好文とのコラボで内部も見学できる。

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 この展覧会の見どころは、デザイナーとしての仕事だけではなく、アーティストとしての皆川明をフィーチャーしているところ。谷川俊太郎と作った絵本や新聞小説の挿絵や旅先で描いたスケッチなど、さすが若いころ画家を目指した技量とセンスがうかがえる。それらは創造エネルギーの発露であると同時に、仕事でのアイデアの基にもなっているようだ。創作と仕事の幸せな連鎖。柔軟な思考。

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 鑑賞していた時にたまたま皆川さんが来場され、作品の前で気さくに写真撮影に応じてくださいました。この作品は昨年の秋、東京都現代美術館での展覧会でライブペインティングされたもの。偉ぶらず何事にも真摯に取り組む皆川さんにすっかり魅了されました。
 なお展覧会のポスターやチラシは、メインビジュアルの撮影が上田義彦さん、グラフィックデザインは葛西薫さんだそうです。

ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく
2020年7月3日(金)~11月8日(日)
兵庫県立美術館

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