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2020年5月24日 (日)

フィンランド式お片づけ?

  365   
 私たちの部屋にはモノがあふれている。知らず知らずのうちに増えてしまった服や、家具や、家電製品や、日用品。困ってはいるけれど片づけられない。だから断捨離がブームになったり、こんまりさんがスターになったり・・・。こんな状況を疑問に思ったフィンランドの青年が「自分にとって本当に必要なモノは何か?」と、ちょっと風変わりな『実験』を始めました。その一年間のドキュメンタリー。

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 ペトリ・ルーッカイネンが監督、脚本、主演を務めた『365日のシンプルライフ』。ユニークなのは彼の方法論だ。自分の持ちモノをいったんすべてトランクルームに預ける。そして一日に1アイテムずつ持ってきて生活にプラスする。一年間は何も買わない。そんなルールを自分に課す。まさに裸一貫、ゼロからのスタート。そのせいで遭遇する場面にバカバカしくもマジメに取り組む彼の姿が笑えます。

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 モノを捨てる、モノを減らす。こんな方法が片づけには一般的だと思うが、ペトリは違った。必要なモノだけでシンプルに暮らす、というゴールは同じでも、まったく逆の視点からスタートしたのだ。いまの生活から『引き算』をして整理する、のが従来の考え方。それに対してゼロから『足し算』をして本当の暮らしを築き上げる、というのがペトリ流。きっとフィンランドでも変わり者でしょうね。

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 いまは不要だけど、いつか役に立つかもしれない。しかもそれぞれのモノには愛や想い出がこもっている。だから整理は難しい。モノを捨てるということは、過去の自分を否定することでもあるから。それは誰にとってもつらいことだ。『足し算』方式の優れた点は、目指す人生に向かう前向きな姿勢にある。モノが増えるごとに、ひとつずつ確かな歓びを実感できるって素晴らしい。

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 ちなみにペトリは40㎡のアパートに、なんと5,000点以上のモノに囲まれていたという。そりゃボールペンやスプーンや下着や、と数え出したら誰でもそれぐらいはあるかもしれない。でも幸せを感じなかった彼は、持ち物をすべてリセットして365日の実験をやり遂げました。結果、モノは探している幸せとは結び付かないという発見に至る。きっとゴールよりプロセスに価値があったのでしょう。

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