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2020年3月26日 (木)

あらためて、最強のふたり

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 事故で首から下が動かなくなった大富豪の紳士フィリップと、介護人に雇われたスラム街育ちで前科持ちの黒人青年ドリス。身分も育ちも教養も正反対の2人が繰り広げる日々のギャップが笑えるコメディです。エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュが脚本・監督した『最強のふたり』。2011年第24回東京国際映画祭でグランプリを受賞したフランス映画です。主演のふたりも最優秀男優賞を受賞。

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 障がい者を障がい者と思わないドリス。遠慮もないし憐れみも感じない。障がいも一つの個性だとしか思っていない。雇われている身なのに主人と対等に付き合う。この手のお話でありがちなお涙頂戴にはなっていない。さらっとした人間関係ながら、さりげない優しさがとても気持ちがいい。そこから生まれる真の友情。「彼は私に同情していない」というフィリップの言葉が真理を突いている。

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 障がい者の問題。格差の問題。人種の問題。さまざまな社会問題をうまく取り込んでリアリティある映画になっている。実話をもとに作られたこのストーリー。まったく違う人生を歩んできたふたりが築き上げていく絆の深さに感動します。幸福感に包まれました。新型コロナによるイベントなどの自粛のためNETFLIXで映画鑑賞。2012年の公開では見逃したけれど、見ることができてとても満足です。

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 ハリウッドのリメイク版も制作されましたが、こちらはオリジナル。最後に『最強のふたり』の名前と写真が出て、この物語の後日談というか現在のふたりそれぞれの幸せな生活ぶりが記述されている。それによると今も親しい交流が続いているという。「親友」を超えた「真友」を見つけた歓び。実話ならではの強さが伝わってきて、心いやされる思いでした。涙はなくても感動はとても深い。

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