開花が早いと喜べる?
今年は記録的な暖冬だったのでサクラの開花もかなり早まりそうだ。なんと東京は15日ごろの予想。地球温暖化の影響がいよいよ顕著になってきたのでしょうか。満開の桜の下で入学式、なんて景色は遠い昭和のものとなってしまいました。今年の場合はそれまでに新型コロナが終息するのか、そのほうが気がかりかもしれません。それにしても、どの花も開花が早すぎると思いませんか。
春先に咲くロウバイ(蠟梅)はもう終わりだし、サンシュユ(山茱萸)も満開を過ぎました。神戸大学の塀沿いに植えてあるハクモクレン(白木蓮)も10日ほど前から咲いている。阪神・淡路大震災の復興のシンボルとして、安藤忠雄さんが提唱した白い花が咲く樹を植える活動に賛同して植えられたもの。神戸市内の街路樹や公園には震災後に植栽されたハクモクレンやコブシがたくさんある。
冬の寒さはつらいけれど、寒さが厳しいほど春が訪れたときの歓びは大きくなる。日本もイタリアも、四季の変化がはっきりした国では春にまつわる名画や詩歌がたくさんあります。この調子で温暖化が進めば、お花見という文化も「そんな風習があったみたいだよ、昔」なんてことにならないとも限らない。今は日本人の感性や美意識が変わってしまう危機にあるかも。冗談ではなく・・・。
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