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2020年2月18日 (火)

兵庫県立横尾救急病院へ

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 新型コロナウイルスによる肺炎が問題になっているいま、『兵庫県立横尾救急病院 展』とはおもしろすぎる。偶然こんな時期に当たってしまったのでしょうが。「展覧会には1年以上の準備が必要なので、たまたまです」と学芸員の方もおっしゃっていました。しかし超能力がある横尾忠則さんのこと、なんらかの予感があったのかも、と思えてしまうほど、絶妙のタイミングになってしまいました。

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 入場チケットは「診察券」、出品リストは「カルテ」風レイアウト。展覧会場の入り口には救急の赤いランプが点滅している。チケットを販売する人も会場の案内をする人も全員が白衣姿。異様と言おうか、まさに病院に来た感じ。会場構成も「小児科」「外科」「眼科・皮膚科・耳鼻咽喉科」「入院病棟」「老年病科」「スポーツ外来」と分類。この展覧会の趣旨は以下のように書かれています。

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 兵庫県立横尾救急病院は、美術家・横尾忠則の肉体と生活・創作との関係を探ることを目的に、横尾忠則現代美術館に期間限定で開院いたします。当院では、頭や心よりも肉体感覚を通して得られるものに信頼を置く横尾の生き方を基本理念に、眼科、小児科、外科など様々な診療科をご用意し、絵画、版画、ドローイング、、著書や愛読書といった幅広い作品と資料から、皆様に肉体との付き合い方を見つめ直す機会をご提供することを目指します。

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 展示物を見ても点滴スタンドや松葉杖のインスタレーションなどがおもしろい効果を出している。油彩画やコラージュだけではなく、展示会場全体がひとつの横尾作品なのだ。知らなかったけれど横尾さんはいろんな病気を体験しているそうだ。「横尾忠則 主な病歴」という横幅5~6mのパネルも笑えてしまう。これらすべてが横尾ワールド。展覧会の究極のカタチかもしれない。

兵庫県立横尾救急病院 展
2020年2月1日(土)~5月10日(日)
Y+T MOCA
横尾忠則現代美術館
 

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