25年目のルミナリエ
阪神淡路大震災の犠牲者への鎮魂と復興への願いを込めてスタートした神戸ルミナリエ。すっかり歳末を彩る風物詩になりました。希望のメッセージとなる光を灯し続けてはや四半世紀、今年で節目となる25回目を迎えました。ということは震災後に生まれた人たちも、どんどん大人になっている、ということか。時間がたつのは早いものです。でも震災の記憶を風化させてはいけない。
今年の作品テーマは『希望の光に導かれて、25年』。ちなみに第1回はシンプルに『夢と光』。最初は白熱灯の電球に色を付けたものだったのが、数年前からLEDに。電気代はずいぶん安くなったことでしょう。光の色はクリアになった代わりに、初めのころの温かさは少し薄れたかなと思います。あの古めかしい懐かしい色味が良かったんだけど、費用のこともあるからねぇ。
資金難のため毎年存続が危ぶまれていましたが、昨年初めて黒字になったそうです。黒字といってもほんのわずかですが。若い人たちがやってくれている募金活動の成果でしょう。この2、3年は特に目立つようになりました。見たところ学生さんだと思いますが、震災後に生まれた世代に違いない。素晴らしいことです。
今年の募金箱がなかなか凝っている。百円玉を入れたら箱の光が変わったり、模型の電車が動いたり、ボランティアの学生さんたちがアイデアを競って作った募金箱。楽しんで作っているのがよくわかり、寄付をしようかと思う人が例年より多いように感じます。この調子なら、来年も無事に開催されそうです。
神戸ルミナリエ 第25回
2019年12月6日(金)~15日(日)
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