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2019年8月26日 (月)

やっぱり日本人はドラえもん(2)

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 ドラえもんがいてくれたらと、今日も思う。ポスターにも、会場内のパネルにもこの言葉が書いてある。それがみんなの夢。のび太はすぐにドラえもんに頼ってしまうダメな奴だけれど、気持ちはわかる。ガキ大将でもない、優等生でもない。のび太はその他大勢のボクたち日本人の代表だ。だからこそドラえもんというキャラクターが際立つとも言える。この国民的キャラクターと最先端の現代アートとのコラボ。新たな魅力満載です。

   Matida

 27組のアーティストの肩書も多彩でおもしろい。アーティスト 美術家。画家。写真家。漆造形家。写真家・映画監督。ペーパーアーティスト。漫画家・アーティスト。水墨画家。彫刻家。美術家・彫刻家。メディアアーティスト。書家。肩書というのは作家が「自分は何者か」を宣言することだからとても大切です。そしてこんなに多彩だということは、日本の現代アートが豊かに成長している証でほんとうに喜ばしい。

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 それぞれが独自の発想、独自のテクニックで思いを込める。ユーモアあり、驚きあり、問題提起あり。予想をはるかに超えた作品群は、アートの持つ底力を観客にしっかり伝えてくる。なかでも、しりあがり寿の『万事解決!劣化防止スプレーの巻』は秀逸なアニメ作品です。いま世界中にはびこる社会の劣化、人間の劣化を一瞬で解決するスプレーで、ドラえもんが世界を救う物語。
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 夏休みに向けたこの展覧会、たしかに子ども連れのファミリーもたくさん来ていますが、大人もしっかり楽しめる。生き方や時間の概念など奥深い哲学的な命題も含まれていて、考えさせられることが多い企画です。中国をはじめ欧米からの観客もすごく多い。そしてみんなが楽しんでいる。もうドラえもんは日本人だけのモノじゃない。世界の文化なのだと感じて、ちょっと誇らしい気がしました。

THE ドラえもん 展 OSAKA 2019
2019年7月12(金)~9月23日(月・祝)
大阪文化館・天保山

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