ヤングコーンで知ったこと
この時期だけのヤングコーンあるいはベビーコーン。と書きましたが、この時期限定というのはつい先日知ったばかりです。店先でヤングコーンと表示された野菜を初めて見かけたのです。ヤングコーンは小さいながらもコリコリした食感がおいしい。中華料理の野菜炒めや焼きそばにはいつでも入っているから、初夏の一時しかないとは思いもしなかった。あれはどうも缶詰だったらしい。
買った店で食べ方を聞くと、「皮付きのままレンチンしても、オーブントースターで焼いてもおいしいですよ」とのこと。両方試してみましたが、どちらもおいしい。甘さはまだ弱いけれど、ちゃんとトウモロコシの味がする。しかも中でびっしりと実を包んでいるヒゲまで食べられる。そのままで、醤油バターで、オリーブオイルと塩コショウで。甘さより、新鮮な初夏の香りが魅力です。
よく食べるトウモロコシとは品種が違うのか、と思って調べてみました。そうすると盛夏に出回るいわゆるトウモロコシの未熟果だとわかった。いくつもできる実を摘果して、それぞれの茎で2本だけを大きく育てて出荷するのだそうだ。栄養分をそこに集中させるのか。ではトウモロコシはどんなふうにできるんだろう。そういえば知らない。信州をクルマで走っているとトウモロコシ畑かな?と思うところはあるけれど、実ができているのを見たことがない。あれはきっと家畜に食べさせる飼料用だろうと思い込んでいた。
でもススキのようなあれがトウモロコシだったのです。ただし雄花。雌花が実をつけ食用になる部分は、じつは先端ではなく茎の下部にできるというのだ。意外でしょ。米も麦も茎の一番上に実がなるから、トウモロコシもきっと先端に実があるハズ。これが間違いだった。中南米原産、コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、世界中に広まった主要穀物。よく食べているのに何も知らなかった。お恥ずかしい限りです。
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