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2019年7月 6日 (土)

日本を継ぐ現代アート

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 『数寄景/NEW VIEW』、サブタイトルに「日本を継ぐ、現代アートのいま」と題された展覧会が、阪急うめだ本店で開催されている。日本文化のキーワードから選んだ「あやし」「見立て」「うつろい」「なぞらえ」「かさね」「ゆらぎ」「今様」「奇想」、これら8つの切り口で17人の現代アーティストとその作品を紹介する企画。日本の伝統を引き継ぐという意味ですが・・・。

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 たしかにこのような切り口で2組のアーティストを対比させて展示するのも、ランダムに並べるより観やすいかもしれない。でもあくまでキュレーターの見方なので、なるほどと思うのもあればウーンとなるのもある。それぞれのアーティストにとっても大きなお世話かもしれない。観る側はその企画に乗るもよし、無視して自分なりの見方で楽しむもよし、ということだと思います。

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 現在もっとも注目を集めるアーティストから新世代のスターまで、今回の17名のアーティストはかなりクオリティが高い。なかでもその創造性と洗練度で日本のアート界をリードしているのが、宮永愛子、池田学、teamLab、淀川テクニック、岩崎貴宏、宮本佳美などなど。それぞれ独自の表現で現代アートの先頭を走る「数寄者」たちの、いまが概観できる。

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 揮発して消えていくナフタリンを素材に使ったり、文明批評的な都市郊外の風景をシンボリックに表したり、ゴミや漂流物でエコロジカルな視点を提示したり・・・。数十色の絵具を混ぜ合わせた黒で描くモノクロームの絵画、最先端のテクノロジーとアートの融合・・・。日本にとどまらず、広く世界へ向けた作品の数々。アートの可能性は無限だと感じさせてくれる展覧会です。

数寄景/NEW VIEW
日本を継ぐ、現代アートのいま
2019年6月26日(水)~7月8日(月)
阪急うめだギャラリー

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