松本で花フェスタです
信州花フェスタ2019~北アルプスの贈り物~ 堅苦しく言えば 第36回 全国都市緑化信州フェアと呼ばれるイベントが、春から初夏にかけて開催されている。広大なメイン会場は信州まつもと空港に隣接する信州スカイパーク。花緑のある暮らしの提案エリア、信州の花や緑とふれあうエリア、出会い・賑わいのエリア、と大きく3つのくくりで展開されています。
いちばん見ごたえのあるのが、そら植物園の西畠清順さんが作る『信州産サボテンのインスタレーション』。「え、なんで信州にサボテン?」と疑問に思うでしょ? じつは長野県は昼夜のこ寒暖差を利用したサボテンの一大産地だそうです。そして中央分水嶺のひとつ、塩尻市の善知鳥峠(うとうとうげ)に産する石灰岩と長野県内で集めた流木で構成した、日本とは思えない世界が出現している。
トゲもさまざま、花もいろいろ、サボテンと多肉植物をこんなにたくさん見るのは初めてです。どれだけ眺めていても信州とは結び付きません、正直言って。もっと言えば地球上のモノとも思えないぐらい。つくづく不思議な生き物ですね。やまびこドームでサボテンのインスタレーションを見たら、劇団四季の展示も観ましょう。信濃大町に劇団四季記念館がある縁で出展しているらしい。
そして、もうひとつ「ほおーっ」と感心したのが、『北アルプスと花の丘』という大花壇。残雪の北アルプスを望む丘に、たくさんのボランティアが協働して植えた15万株の色とりどりの花が咲き誇っています。今の時期ならパンジー、ネモフィラ、チューリップサルビアネモローサなどが見頃。みなさん花壇の間に入って記念撮影を楽しんでいる。これから次々と見頃の花が変わるそうです。
神戸をはじめ全国の自治体が協賛してそれぞれの街をイメージした庭を展示しているのもおもしろい。それにグルメや買い物コーナー、歌や演奏、ダンスのライブ、いろんな体験ができるワークショップも開かれていて、子どもからお年寄りまで一日楽しめるイベントです。ただし、これからもっと日差しが強くなる季節。熱中症にはくれぐれもご注意ください。
第36回 全国都市緑化信州フェア
信州 花フェスタ 2019
~北アルプスの贈りもの~
2019年4月25日(木)~6月16日(日)
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