« 田舎の道が現代アート? | トップページ | ピンク・フロイドの夜 »

2019年3月17日 (日)

魔性の女か、自由な女か。

Photo

 世界有数の人気オペラ『カルメン』。2月2日に上演された舞台を、METライブビューイング版で観ました。1845年に発表されたメリメの小説を原作に、ジョルジュ・ビゼーが作曲し、1875年に初演された全4幕のフランス語オペラ。クレモンティーヌ・マルゲーヌ(メゾソプラノ)とロベルト・アラーニャ(テノール)が素晴らしい。

Photo_2

 序曲が始まってたちまちカルメンの世界に引き込まれる。19世紀スペインのセヴィリヤを舞台にした物語です。自由奔放に生きる女と、運命を狂わせる勤勉な兵士。音楽もフルートやピッコロ、オーボエなどをうまく使い、ジプシーの音楽やスペインの舞曲でエキゾチシズム満載です。ルイ・ラングレの指揮もいい。

Photo_3

 第一幕と第三幕の冒頭に躍られるバレエの使い方に感心しました。赤を背景にした運命の出会い。

Photo_4

 青を背景にした避けられない死。それぞれのバレエは、これから始まる物語を暗示するイメージを提示している。

Photo_5

 リチャード・エアは群衆シーンでも見事な演出を見せる。三重のターンテーブルを駆使したダイナミックなシーンは圧巻だ。伝統や社会常識に縛られない自由に生きる強い女、カルメンの強烈な個性を際立たせる。魔性の女か?自由な女か? ご覧になって判断をしてください。

|

« 田舎の道が現代アート? | トップページ | ピンク・フロイドの夜 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 魔性の女か、自由な女か。:

« 田舎の道が現代アート? | トップページ | ピンク・フロイドの夜 »