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2019年3月 5日 (火)

グリーンブックって何だ?

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 アカデミーの作品賞、脚本賞、助演男優賞を受賞したピーター・ファレリー監督の『グリーンブック』。グリーンブックとは、人種差別の激しい南部を旅する黒人のための施設利用ガイドだそうだ。1936年から1966年まで毎年出版されていたという。この映画はグリーンブックを頼りにディープサウスへのコンサートツアーをする黒人天才ピアニストと、彼に雇われた運転手兼ボディガードの物語です。

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 時は1962年、ケネディ大統領の時代ですね。超インテリで繊細な芸術家、カーネギーホールに住むドクター・シャーリーと、無学でガサツだけれど家族や友に愛されている腕っぷし自慢のトニー・バレロンガ。ニューヨークから差別のきついテネシーやアラバマへ。さまざまなトラブルに巻き込まれながらの珍道中。ハラハラドキドキ、ときどき笑い。

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 生い立ちも性格も正反対。水と油のような二人が次第にお互いへの理解を深め、認め合うようになる。そして固い友情と尊敬で結ばれる。まぁいかにもアカデミー賞というストーリーですが、実在の二人の話だそうです。プロデュース・脚本のニック・バレロンガが「父から聞かされたいい話」を映画化したもの、と言っている。多くの人は観たあとスカッと気分が爽やかになるのではないでしょうか。

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 アカデミー賞受賞については異論や批判も出ているようですが、私は受賞が妥当だと思います。たしかに甘っちょろいかもしれない。白人視点のご都合主義かもしれない。でも、差別意識は一気にはなくならないから、少しずつでも時間をかけて取り組み続けることが大切だ。この愛すべき二人のおじさんの映画も、そんな一歩に位置づけられればいいと思います。

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