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2019年2月

2019年2月27日 (水)

天使が戦士に目覚めるとき

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 遠い未来、荒廃したクズ鉄町で心を持ったサイボーグの少女が再生するところから、物語が始まる『アリータ バトル・エンジェル』。最新のVFXで描かれる迫力の格闘シーンと、心揺さぶられるヒューマンドラマの両立が、大きな感動を与えてくれる作品です。

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 『アバター』のジェームズ・キャメロンが製作・脚本、ロバート・ロドリゲスが監督。そして知らなかったけれど、原作は1990~1995年にかけて発表された日本の『銃夢(ガンム)』。木城ゆきと作の伝説的SFコミックをハリウッドで実写映画化したものです。

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 支配する者と支配される者。空中都市と地上の絶望。二つに分断された世界の秩序を破壊していく戦士に目覚めていく少女。ハンターウォーリア、モーターボール、ドールボディ・・・ストーリーに散りばめられた刺激的な概念を、究極の映像表現で楽しめるのがうれしい。でも3Dは吹き替え版のみだったのが残念(2D字幕版を見ました)。

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 「斬新で創造的な世界観に魅せられ、脚本を書いたのは私の娘が13歳の時だった。これは、少女が自分の衝撃的な過去に気づき、運命に立ち向かっていく成長物語でもあるんだ」と、ジェームズ・キャメロンは述べているそうだ。さすがキャメロンの娯楽大作、続編も楽しみです。

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2019年2月24日 (日)

春を告げ、春を待つ

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 春の訪れを感じるためにフクジュソウを見に行きました。2月つまり旧暦の元日ごろから咲き始める福寿草。新春を祝い、幸福と長寿を願う意味から名付けられたそうです。元日草(ガンジツソウ)や朔日草(ツイタチソウ)という別名もある。1月つまり新暦の正月に合わせて花屋さんで売られている寄せ植えは、ハウス栽培で早く開花させたフクジュソウ。自然の営みをカレンダーに適合させたモノです。

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 もうコブシのツボミがふくらんでいました。北国より1ヶ月以上早いと思います。モクレン科の落葉広葉樹。コブシの名前の由来はツボミの形ではなく、秋にできる果実がデコボコしていて握りこぶしに見えることから。うーん、どうでしょうか。握りこぶしに似ているかどうかは、意見が分かれるところ。ぜひ秋にご自身の目で確かめてください。

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 もうひとつご紹介したいのは、春の訪れではなく秋の名残。まだ冬枯れのこの時期にかなり目立つ、ハコネウツギの果実の殻。中の種子を飛ばした後の造形美です。花期は5~6月。白い花が次第に赤に変化するので、1本の木で白もピンクも赤も同時に咲いているヘンな木。ヴォーリズ六甲山荘の先に群生しているので、そのころにも足をお運びを。

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2019年2月21日 (木)

もしかして記録的な水不足?

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 早春の花を探しに森林植物園へ向かいました。スタート地点の新神戸駅。新幹線のガード下にアートが!? 千住博さんの作品のよう、と言ったら叱られそうですね。JRなのか神戸市なのか、案内表示にしてはとても気が利いている。いいもの見つけた!と幸先良くて気分も上々。

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 でも歩き始めてすぐに気づいたのが、異常な渇水。まず布引の滝にほとんど水がない! こんな滝の姿は初めて見ます。先ほどの表示、看板倒れじゃないか。この冬は北海道や東北、北陸では大雪に泣かされたようですが、神戸はまとまった雨がほとんど降っていない。もちろん雪も。

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 参考のために1ヶ月前に撮った滝の写真もアップします。貯水池もいつもより7~8m水位が下がって普段は見えない湖底が見えている。いつもたくさん見かける水鳥もどこかへ行っていません。浅くなった湖底にゴイサギが一羽ポツンと立って餌をとっている。この先どうなるのでしょう? まさかこのまま夏の水不足に突入する、なんてことはないでしょうが・・・。

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 皮肉なことにトゥエンティクロスは昨年の西日本豪雨以来、通行止め。再度公園のほうまで迂回して森林植物園へ。案の定、植物園のなかの長谷池も干上がっている。初夏に涼やかな花で楽しませてくれるスイレンやコウホネは、どうなるのだろう? 近頃は異常気象が異常でなくなって、この程度のことでは話題にも上らないのかもしれませんね。

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2019年2月18日 (月)

月面着陸を成し遂げた男

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 1970年の大阪万博でいちばん人気を集めた展示品は、アメリカ館の『月の石』でした。50年前、1969年7月10日にNASAはアポロ11号による人類初の月面着陸に成功している。TV中継で宇宙飛行士がピョンピョン跳ねるように月面を移動する姿を見て、胸躍る感動を覚えたものです。まだ科学技術の進歩に希望を抱いていた、良き時代の最後ごろですかね。

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 この映画『ファースト・マン』は初めて月に一歩をしるしたアポロ11号の船長、ニール・アームストロングの物語。デイミアン・チャゼル監督、ライアン・ゴズリング主演。あの『ラ・ラ・ランド』のコンビです。「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」(That one small step for (a) man, one giant leap for mankind.) 彼が月面で発した言葉はいまも記憶に残っている。

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 このように書くと華々しい英雄伝のようですが、チャゼル監督はまったく違う視点で作っている。歴史的偉業を達成したヒーローの物語ではなく、人生の苦悩と葛藤をかかえながら生きるひとりの人間ドラマに仕上げている。そのあたりは評価が分かれるところかもしれない。私はそこが素晴らしいと思いましたが、偉大なアメリカを具現したヒーローを期待した人には物足りないでしょうね。

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 その当時はバラ色の宇宙開発計画と無邪気に思っていたけれど、決してそうじゃなかったようだ。時はソビエト連邦との冷戦真っただ中。しかもアメリカはことごとく後れを取っていた。国威発揚のため、軍事技術向上のため、どうしてもデカい花火を打ち上げたかったのだ。かなり無理をしてでも。映画の中でも多くの死が描かれる。そのうえ巨額の予算を使う宇宙開発への反対運動も勢いを増す。そんな中でのアポロ計画。

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 アームストロングという人は寡黙で非社交的で自己顕示欲の少ない人だったようだ。そして冒険家ではなく、困難なミッションもたんたんとこなす普通の仕事人。もちろんその仕事はとても普通とは言えませんが。自己主張の強さばかりが目立つ今の社会。すぐに英雄視して持ち上げて、あっという間にたたき落とす今の時代。『ファースト・マン』を観る価値はあると思います。
 
 
 

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2019年2月15日 (金)

日本の森と素木の家具

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 このステキなポスター、北欧家具のブランドを北欧デザインで作成したようでしょ。「SOMA」は岐阜県美濃加茂市にアトリエを構える木工作家・川合優さんが率いるライフスタイルブランドの名称だ。山で働き山に生きる杣人の『杣(そま)』からとったという。いま竹中大工道具館で「SOMA 日本の森と素木の家具」展が開催されている。

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 ふんだんに木が生かされた美しい会場に、シンプルで美しい家具や小物作品が並ぶ。木の美しさや温かさを伝えるために、装飾を廃しデザインは極力シンプルに作り上げる作品は、北欧の名品に通じる。北欧のオークやバーチに対して、日本のヒノキやスギ、ミズナラなどの木目の美しさを強調している。

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 日本では戦後間もないころに植林された木々が有効に使われず、山林の荒廃や生態系の崩壊を招いている。一方安価な木材を大量に輸入し、それは熱帯雨林をはじめ海外の環境破壊にも手を貸している。こんな日本の森の危機、地球規模の環境の危機に対して、木工作家ができることは?と考えた川合。

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 そんな状況を解消する一助としてSOMAを起ち上げ、木や森に寄り添って暮らす日本古来の生活を現代に取り入れる方法を展開している。それは家具の製造販売にとどまらず、森を生かすための活動、ワークショップやフィールドワークなどさまざまなコラボレーションに発展しているそうだ。もっともっと共感する人が増えて、豊かな森が後世に引き継がれることを祈っています。

SOMA 日本の森と素木の家具
2019年2月9日(土)~3月17日(日)
竹中大工道具館

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2019年2月12日 (火)

METの椿姫、新演出です

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 いまや知らない人のほうが多いレーザー・ディスクLD !?で何度も観た「椿姫」。パリ社交界の花と田舎出身のブルジョワ青年の悲恋。「椿姫」の決定版といえば、そのLDだった。1985年、フランコ・ゼフィレッリ監督の作品です。ヴィオレッタをテレサ・ストーラス、アルフレードをプラシド・ドミンゴ、指揮ジェームズ・レヴァイン。その後、いろんな歌手、いろんな指揮者のものを観てきましたが・・・。

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 そのジョゼッペ・ヴェルディ不朽の名作「ラ・トラヴィアータ」が、今回METライブビューイングにマイケル・メイヤーの新演出で登場しました。指揮は新音楽監督に就任したヤニック・ネゼ=セガン。ヴィオレッタがディアナ・ダムラウ、アルフレードがファン・ディエゴ・フローレ、ジェルモンをクイン・ケルシーです。2018年12月15日に上演されたこの舞台が、これから椿姫のスタンダード。と、思わせるほど素晴らしい出来でした。

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 舞台を19世紀から18世紀に移したという。でもフランス近代史に疎いので、違いはよくわかりません。きっと社会通念や個人の権利など、18世紀はより保守的だったのでしょう。ただ社交界の爛熟した人間関係や衣装の豪華さで、ヒロインの悲劇性を際立たせた演出は見事です。METならではの名優、音楽、大がかりなセット。お金がかかった総合芸術の頂点を見た思いです。

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 ライブビューイングならではのオマケが幕間のインタビュー。制作の意図、音楽の狙い、役作りの思いなどを直接聞けるから、物語をより深く理解できる。特に今回よかったのはネゼ=セガンとダムラウが共同作業で役を作り上げるドキュメンタリー。一音もおろそかにせず向き合っていく過程は感動的です。こんな取り組みがあってこそ名作は生まれるのですね。La Traviata(道を踏み外した女)。必見です。

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2019年2月 9日 (土)

石川直樹の THE HIMALAYAS

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 写真家・石川直樹さんがこれまで撮影してきたヒマラヤをテーマにした写真展が神戸元町で開かれている。越後妻有や瀬戸内国際アートトリエンナーレで彼のヒマラヤ作品群を観てきました。素晴らしかったけれど確かにそれらはまだ途中経過だったのかもしれない。さあ、神々が住む高みへ至った人だけが観ることを許された景色へ。

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 地球の偉大さを求めて、石川さんはエベレストをはじめいくつもの8,000m峰を登っている。そしてただ美しい山岳写真を撮るだけではなく、ヒマラヤの過密問題や環境問題にも目を配る。チベットやネパールの人々の村や暮らしを民俗学的な視点でも記録する。自然と人間との関係。人間がいてこその自然。厳しく、美しく、気高い。

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 この展覧会のタイトルになり、ヒマラヤ遠征の総集編となる『THE HIMALAYAS』(TOO MUCH MAGAZINE)、そして連続刊行中のヒマラヤシリーズ最新作『Ama Dablam』(SLANT)と、『この星の光の地図を写す』(リトルモア)の三冊の新刊が発売された。それらを記念した展覧会は、小規模だけど見る価値は高いと思います。

THE HIMALAYAS
Naoki Ishikawa
2019年2月2日(土)~2月14日(火)
strage books
神戸市中央区三宮町3-1-16 三星ビル3F

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2019年2月 6日 (水)

横尾忠則の公開制作とは

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 いま横尾忠則現代美術館で開催中の展覧会。タイトルは『横尾忠則 大公開制作劇場』です。「本日、美術館で事件を起こす」というサブタイトルがついている。長年にわたりさまざまな場所で行ってきた公開制作。この『公開制作』という言葉は横尾さんの表現方法にとって、とても大きな意味を持っている。だから会場の数か所で上映される各地での制作風景の記録映像は重要なのだ。

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 そのベースには、絵画を描く、という行為そのものを芸術にしてしまおうという考えがあるに違いない。いわば横尾絵画は観客と共に作り上げるパフォーミングアート。「人に見られることでかえって余計な自我やこだわりが消え、無心状態で制作することができる」という。もともとはアトリエのなかった横尾さんが制作場所を求めてやむなくとった手段だそうだ。しかしその効用に気づいてからはより積極的に取り入れ、独自の手法になっていく。

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 また横尾さんは公開制作を演劇にたとえている。舞台の上で起こる事件=創造の現場を固唾をのんで見つめる観客と、その熱気やエネルギーを創造=事件に利用する作家。そこに生まれる即興的でスリリングな瞬間瞬間。作家と観客は共犯となって事件を起こし、共同制作者として作品を創造する。この展覧会は、それらの事件の現場検証ということなのでしょう。

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 公開制作をもっと演劇的にしたPCPPP(Public Costume Play Performance Painting)もおもしろい発想だ。横尾さん自身が工事の現場監督や大工の棟梁のようなコスチュームで登場して絵を描く。決してホワイトカラーではないです。なぜなら横尾さんにとって「描く」ということは、まさに肉体的行為なのだから。横尾忠則という巨大な才能の、創造の一端に触れられた気がします。
 
横尾忠則 大公開制作劇場
2019年1月26日(土)~5月6日(月・休)
横尾忠則現代美術館 Y+T MOCA

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2019年2月 3日 (日)

ん?世界で一番ゴッホを描いた男

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 ん?どういうこと? 不思議な、そしてキャッチーなタイトルに惹かれて元町映画館へ出かけました。ユイ・ハイボーと娘のキキ・ティンチー・ユイの共同監督による映画「世界で一番ゴッホを描いた男」。独学で油絵を覚え、ゴッホの複製画を20年もの間描き続けている画工チャオ・シャオヨンを追ったドキュメンタリーです。英語のタイトルは CHINA'S VAN GOGHS 。日本語の翻訳が絶妙だと思いませんか。

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 「おい、オランダから『夜のカフェテリア』の注文が300枚入ったぞ、40日以内、急げ!」 こんな調子でシャオヨンは弟子たちを使い働きづめで働いているが、生活は苦しい。彼の工房は、世界市場の6割、1万人以上の画工が複製画づくりに従事する深圳の「油画村」と呼ばれるところにある。印刷技術も進歩しているのに、こんな仕事、こんな町があるなんて驚きだ。

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 画集や写真を見て描くだけの彼は、いつしか本物のゴッホをこの目で観たい!と強く願うようになる。ゴッホの芸術の高みにもっと近づきたい。ひたむきに描き、日々苦悩する彼は滑稽でありながら、その真摯な姿勢に心を打たれる。「僕は貧しくて中学にも行けなかったから」と慟哭する彼。オリジナルと模倣。芸術家か職人か。それらを理解していない無知を笑えない。

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 念願かなってアムステルダムを訪れた彼が見たものは? そしてアルルの精神病院やゴッホと弟のテオの墓参りで感じたことは? 本物のすばらしさに衝撃を受けた彼は、自分の人生を、これまでの仕事を見つめなおすようになる。そして自分自身の作品を作ろうと一歩を踏み出す。世界で一番ゴッホを敬愛する男というユニークな視点から、芸術の崇高さを考えさせる優れた映画でした。

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