エッシャーはミラクルか?
あべのハルカス美術館で、いま『ミラクル・エッシャー展』が開催されている。オランダ生まれの版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャー(1898年~1972年)。生誕120年を記念して、イスラエル博物館が所蔵する世界最大級のコレクション152点を展示する展覧会です。もうほとんどの作品は見たことがあるけど、まぁ行ってみるかと軽い気持ちで出かけました。
でも実際にこれだけ多数の作品群を見たら、やっぱりスゴイ!おもしろい! 想像力か?幾何学か? ミラクルか?サイエンスか? 不思議の世界に脳がいっぱい刺激されました。建築不可能な構造物や、永遠に循環する水、平面を次々と変化するパターンで埋め尽くした作品など、独創的なアイデアとイメージの氾濫。
アタマがクラクラする彼の世界は、画家、クリエイターのみならず、数学者など幅広いジャンルの専門家にも影響を与えたという。反復、変容、循環、無限・・・。エッシャー作品への形容詞は、やはりこのアーティストが画家というくくりでは納まらない特異な才能の持ち主だったことを表している。まだまだ解明されない謎多き作家だとあらためて思いました。
生誕120年 イスラエル博物館所蔵
ミラクル エッシャー展
2018年11月16日(金)~2019年1月14日(月・祝)
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