秋の味覚イタリアーナ
フィレンツェのレストランでディナーの時。ビステッカは頼むとして、あとは何にするか?と考えていたその時。八百屋さんが立派なポルチーニとアーティチョークを運んできました。これだ! キノコの王さまポルチーニと、10月から4月の味覚アーティチョークを頼むことに。
アーティチョークはフライに。ポルチーニは1本まるごとグリルで。高級キノコなので下にびっしり生ハムが敷かれていました。この店は毎日手書きのメニューを作っているのだけれど、ポルチーニは書かれてなかった。残念だなぁと思っていたので、食べられてラッキーでした。
ポルチーニ茸はドライを使った料理もおいしいけれど、この時期だけの生を使った料理は最高です。なかでもステーキというかグリルしたものが絶品。数あるイタリア秋の味覚でも別格のもの。王さまの名に恥じない美味しさです。
オルヴィエートのレストランではイノシシ肉などジビエの炭焼きやトリュフをたっぷり削った地元特産のパスタも味わえた。この崖の上の街はトスカーナではなくてウンブリア州にありますが、ここもトスカーナに負けず劣らず食材の宝庫。
街には地元ワインや地元チーズの専門店、トリュフとその加工品の専門店やラベンダーを使った製品の専門店など豊かな味がいっぱいです。どの店も規模は小さいけれど、並べている製品は粒ぞろいで、中世の細い路地にふさわしい。
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