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2018年9月14日 (金)

キナーレにエルリッヒの新作

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 この写真、どこかヘンだと思いませんか? リーフレットに載っているレアンドロ・エルリッヒの新作「Palimpsest:空の池」の写真です。ここは大地の芸術祭の拠点、越後妻有里山現代美術館「キナーレ」。中庭の大きな池を回廊がぐるっと取り囲む原広司の設計です。

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 空や建物の水面への映り込みが不自然ですよね。北斎の逆さ富士と同じく、うっかりすると見逃がしそうですが。柱の影が途中で折れ曲がったり、ブレたように二重に見えたり、位置を少し変えるだけで映る像が変化する。水面は単なる鏡のはずなのに。

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 じつはコレ、池の底にタイルで青空や柱が描かれた作品なのです。巧妙なだまし絵。2階のある一点から見るときだけ、キレイにだまし絵と現実が重なる。虚像と実像が一致する仕掛け。この池に入ることもでき、子どもたちが楽しそうに水遊びをしていました。

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 6年前にこの中庭で「No Man's Land」という巨大なインスタレーションで感動を与えてくれたクリスチャン・ボルタンスキー。2006年から旧東川小学校全体で展開している「最後の教室」に、新作「影の劇場」を追加した。瀬戸内でも収集している心臓の鼓動音が鳴り響く校内。生命の響きとドクロや死神など死のイメージが加わって、さらに象徴性が増したように思います。

大地の芸術祭
越後妻有アートトリエンナーレ2018

2018年7月29日(日)~9月17日(月)
新潟県十日町市・津南町

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