ボローニャ絵本原画展です
世界のイラストレーションの流れは? どんなイラストレーターが現れた? イラストの新しい技法は? 毎年さまざまなアイデアや、見たこともない表現で、うれしいサプライズを与えてくれる「イタリア・ボローニャ国際絵本原画」展。今年も西宮の大谷記念美術館で開催中です。
今年は約70ヵ国 3,053作品の応募があり、日本の10名を含む25ヵ国 77作家が入選を果たしたそうです。その入選作を一気に見られるチャンス! やはりあまり見る機会のない国のアーティストの作品が新鮮で目につきます。それはモチーフだったり色使いだったり。勉強になります。
ロシアの作家、ソフィア・ヴェンゼルによる「赤ずきんちゃん」や、スロヴェニアのアンドレア・ペクラールによる「わたしのお月さま」。そしてイランのアリレザ・コルドゥズィヤンによる「玉ねぎの伝説」などが特に印象に残りました。ね、どの国もどちらかと言えばなじみが薄いでしょ。
技法もアクリル、水彩、グアッシュ、鉛筆、色鉛筆、エッチング、アクアチント、パステル、チョーク、切り絵、コラージュ・・・と実に多彩。そしていろんな技法を組み合わせて表現力を高めている。ほとんどのアーティストがデジタルで仕上げているのは、時代の流れでしょうか。
イタリア・ボローニャ
国際絵本原画展
2018年8月11日(土)~9月24日(月)
西宮市立大谷記念美術館
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