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2018年8月 2日 (木)

ストラディヴァリウスを聴きに行く

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 たんば田園交響ホールへ古澤巌さんのコンサートを聴きに行ってきました。古澤さんはポスターにもあるように、ストラディヴァリウスの愛称「サン・ロレンツォ」を弾いていることでも有名だ。クレモナの楽器職人アントニオ・ストラディヴァリ(1644~1737)が1718年に製作した「サン・ロレンツォ」は、フランス王妃マリー・アントワネットのお抱え演奏家ジョバンニ・バッティスタ・ヴィオッティが所有していて、王妃が毎日のように聴いていた(だろう)楽器だという。

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    またヴァイオリンの側面には「Gloria et divitiae in domo eius」(栄光と富は神の家にあり)と、アントニオ直筆の文字が記されているそうだ。約600現存するストラディヴァリウスでも、直筆文字があるのはこの一挺だけ。そんなこんなで曰く因縁が多い最高峰の名器なのだ。(このあたりのウンチクはネットでいっぱい出てきます、はい)

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 おっと、楽器の話ばかりで失礼いたしました。「神のヴァイオリン」と呼ばれる古澤さんはクラシック音楽だけにこだわらず、さまざまなジャンルのアーティストと共演し、自ら作曲もし、つねに新しい音楽を創造してきた。まさに現代を生きている音楽家なのです。そしてTVドラマなどにも出演してマルチな才能を発揮。型のはまらない自由な生き方が魅力的で、艶やかで伸び伸びとした音色にもそんな個性が現れている。

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 「世界でいちばん響きが好きなこのホールで、今年300歳を迎えたサン・ロレンツォを弾けるのは無上の喜びです」とステージで語る古澤さん。この日のプログラムもチャイコフスキー、サン=サーンス、ドビッシー、ショパン、パガニーニ、クライスラー、バッハ、フォーレから、ご自身作曲のオリジナル曲までじつに多彩。自らを「ヴァイオリン弾き」と称されるように、ヴァイオリンが好きで好きでたまらないという気持ちがよくあらわれた素晴らしいコンサートでした。来年もまた聴きに来たいと思います。

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