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2018年6月19日 (火)

木曽の「けものみち」展

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 旧中山道の宮ノ腰宿、上松宿、藪原宿の古民家や美術館を舞台に、34人のアーティストによる作品展が開催されている。野生動物と人間の関係、自然と近代化とのバランスなど、山の中の街道とそれを取りまく野生の150年間をテーマにした作品が、宿場町の趣のある場所に工夫を凝らして展示してある。

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 たとえば、サルやシカ,、イノシシやクマなど林業や農業への被害を考えさせられる宮嶋結香の絵画。おもしろい質感だなと思ったら、これらは米袋に描かれている。シワシワの上に絵の具のまだらがいい味を出している。もちろん描かれた動物たちもとても個性的だ。このアーティストはすごく才能があると思います。

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 さまざまな動物をモチーフにした木の造形が色鮮やかな糸で結ばれた伊藤美緒の作品も興味深い。古民家の違い棚や欄間など、昔の建具との対比が新鮮だ。どちらも木を扱う技術が素晴らしい。さすが木の故郷。木曽ならではの技。島崎藤村が「木曽路はすべて山の中である」と書いた時代から百数十年が経った現代、この木曽でこんな企画が生まれるのはいいことだ。

木曽ペインティングス Vol.2
けものみち

2018年6月6日(水)~6月21日(木)
長野県木曽郡木曽町/上松町/木祖村

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