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2018年6月13日 (水)

横尾忠則の自画像

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 レンブラントやゴッホをはじめ、昔から自画像を描く画家は多い。横尾忠則さんはそんななかでも特別に多作だと思う。グラフィックデザイナーのころから画家宣言をしたあと、そして現代にいたるまで。肖像として描いたもの。作品の中の一つのイメージ要素として登場させたもの、などなど。いつも自己の内面世界を表現してきた横尾さんらしい。自己顕示欲とは違って、興味津々に自分自身の存在の奥底を探検している感じ。

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 1980年代後半はデザイナーとして確立した方法論を捨て、画家としてのまったく新たなスタイルを模索していた時代。キャンバスの布地を切り貼りした、いま見ても面白い作品群がたくさん生み出された。平面だけの表現では飽き足らず、立体的な手法で次元の違う事象をコラージュし、イメージの多重化と融合によって壮大な叙事詩のようなアート世界を構築している。

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 少年時代の想い出、あるいは生まれる前の(前世の?)記憶。横尾さんはごくごく小さい頃から自己探求を繰り返す子どもだったに違いない。そんな自己を見つめた肖像が、1965年の有名なポスターから2018年の「T+Y自画像」まで、90点余りの作品が展示されている。とても見ごたえのある展覧会でした。

横尾忠則現代美術館
Y+T MOCA
横尾忠則 画家の肖像
2018年5月26日(土)~8月26日(日)

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