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2018年5月 6日 (日)

スクリーンで観る北斎展

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 昨年の秋、あべのハルカス美術館で『北斎 -富士を超えて- 』という展覧会が開催されました。このブログでも「浪のなかに宇宙を観た」というタイトルで昨年10月16日に、「肉筆画に精力を注いだ最晩年」を10月19日に紹介している。大英博物館との国際共同プロジェクトだったのですが、5月から8月にかけてにロンドンで開催されたオリジナル版とも言うべき展覧会のドキュメンタリーが、この映画『大英博物館 プレゼンツ 北斎』。あべのハルカスの展覧会のあと、この映画が公開されるのを心待ちにしていた。

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 すでに観た展覧会の記録映画だし、と高をくくっていました。が、声も出ないほど圧倒されました。中身がメチャ濃い。デイビッド・ホックニーをはじめ、画家や陶芸家などのアーティスト、美術史家や北斎研究家などの学者が北斎の作品を前に、熱く熱く語るのです。感動のあまり涙を流す人まで。日本が生んだ最も偉大な芸術家として世界が認めているのは知っていたが、これほどまでとは思いもしなかった。

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 90歳まで進化し続けた北斎の生きざまと、向上心を抱き続け、芸術性の追求に生涯をささげた並外れた意欲に迫るドキュメンタリー。NHKが8K撮影で協力し、今までわからなかった筆の運びや刷りの技術を新発見するなど、映画ならではの見どころも満載だ。
 北斎愛あふれる映画に深く感動するとともに、明治時代もまた現代も、北斎の偉大さを真に評価するのが日本人じゃないことを残念に思います。

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