クレソン畑へ収穫に
スミレの花咲くころ、おいしいクレソンが待っています。長靴を履いていざ収穫へ。コシアブラやハリギリの新芽を摘みながら山道を奥深く歩いていくと、いつも湧水がすこしずつ流れている場所がある。そこがわが家のクレソン畑。(ほかに採る人がいないので勝手にそう呼んでます)
春のクレソンは美しく柔らかく香り高い。冷たーい清らかな水に根元を洗われて光り輝いている。アブラナ科で別名オランダガラシ。ヨーロッパ原産で日本には明治時代に持ち込まれたものが、全国の山野で野生化しているという。とは言え、自生している群落を見かけることは珍しいのではないでしょうか。
わが家がこの秘密の畑を発見したのは5年ほど前。以来毎年春になると収穫を楽しみにしている。で、今年も出かけてみる。ありました! クマザサをかき分けた先に、鮮やかなグリーンが目に飛び込んでくる。そのあたりだけ山道に緑のカーペットを敷き詰めたような感じ。
独特のさわやかな辛みが愛されて、すっかりポピュラーになったクレソン。肉料理に添えたり、グレープフルーツやオレンジに合わせてサラダにしたりと大活躍です。今回は用意してきた鴨肉と採りたてのクレソンで失楽園鍋。大量のクレソンをぺろりと食べられる。これがサイコーの食べ方かもしれません。
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