和気町の藤公園が見事です
北海道から鹿児島まで、野生のフジが生息しない沖縄を除く46都道府県から約100種類、150本のフジを集めた岡山県和気町の藤公園。国や県が天然記念物に指定している有名なものが79種類、中国の空海ゆかりの寺や韓国からも収集されているそうだ。この種類の多さで『日本一』の藤公園と名乗っている。いろんな日本一があるものだ。
4月29日から5月12日までの2週間、ここで「藤まつり」が開催される。だから今はまだ見ごろ一歩手前ですが、それでも十分美しい。人混みにもまれるよりは、ゆっくり見物できる今のほうがいいかもしれません。フジはほとんどが薄紫の「藤色」ですが、すこし青味がかった藤色や赤味がかった藤色がある。それらに濃淡があり、微妙に見え方の違いがあっておもしろい。
煙るような紫色のなか、はっとするのが清楚な美しさをたたえたシラフジ。この立派なのは宮崎神宮からのオオシラフジだ。これは国指定天然記念物。宮崎まで行けば、親樹である日本最大のオオシラフジを見ることができるはずです。すこし暖色系のやさしい白。自然界のまさに自然な白は、人工的には再現できません。
ここ藤公園で初めて見たのが珍しいピンク色のフジ。静岡県豊田町からきたそうですが、こんな色のフジもあるんですね。いろんな発見があって楽しめる。これら150本のフジがあと1週間もすればもっともっと房を長くして、圧巻の景色になるのでしょうね。総延長500mの藤棚の下を散策しながら、全国のいろんな名藤を愛でるなんて、贅沢!
岡山県和気町は奈良時代の和気清麻呂の生誕地で、和気神社があるところ。藤公園は清麻呂の生誕1,250年を記念して、昭和60年に開園したという。紫も白もピンクも、どのフジも今が盛り。甘い香りをまわりに発散し、蜂をいっぱい呼び寄せて子孫繫栄を目指しています。役に立たない人間は、その営みのお相伴にあずかり眼を楽しませてもらいます。
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投稿: 岡山商科大学は就職や大学院進学に強い! | 2018年11月15日 (木) 14時48分