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2018年3月18日 (日)

極めつけ、愛のファンタジー

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 アカデミーの作品賞、監督賞、美術デザイン賞、作曲賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』。ギレルモ・デル・トロ監督が昔からあたためてきたアイデアを作品にしたそうです。種族(?)生物種(?)を超えた恋愛ファンタジー。ヴェネツィア国際映画祭でも金獅子賞を受賞している。さすが数々の栄誉に輝く究極のラブストーリー。感動しました。

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 「違い」を超えた愛。ロミオとジュリエットのような敵対する家族、身分社会が生み出す悲劇、あるいは人種による違い、文化の違いが生む葛藤はたくさんある。現代もカタチは変わってきたかもしれないが、偏見や無知による差別、格差社会から生じる故なき攻撃は後を絶たない。

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 愛という概念を持たない宇宙人がほのかに恋心を抱く、というインド映画の秀作がありました。スピルバーグのE.T.も素晴らしかった。でもギレルモ・デル・トロ監督のこの作品は、1962年のアメリカ政府秘密研究所を舞台に、もっともっと深く異種間の恋愛を掘り下げている。考えさせられることが多いのだ。

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 こんな風に書くとなんか堅苦しいようですが、まったく心配ご無用。ユーモアもあり、サスペンスもあり、とてもよくできたエンターテインメントなのです。ストーリーにのめりこみ、ぐいぐいと引っ張られ、あっという間に衝撃のラストへ。そして陶然となって静かに席を立つ。一年にいくつも出会えない、歴史に残る傑作だと思います。

 
 

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