早春の花咲く高山植物園へ
春の訪れを告げる早春の花々が鑑賞できる六甲高山植物園。学芸員さんの解説を聞きながら、園内を見て回る。きれいなピンク色したカタクリの花が咲いています。ちょっとした群生も見られてうららかな春を感じる。カタクリ粉は元はカタクリの根から作っていたが、いまはジャガイモやサツマイモのデンプンから作る。
梅の花によく似たバイカオウレンもまだ咲いている。キクザキイチゲ(菊咲一華)も薄紫色の可憐な花をつけている。菊に似た花を一輪だけつけることからのネーミング。また雪割草とも呼ばれ、新潟県の県花に指定されているオオミスミソウ(大三角草)。冬の雪の下でも枯れない常緑の葉が三角形をしていることから名づけられた。英語名は三角形の葉を肝臓に見立ててLiver leaf だそうだ。
小さく儚げで可憐な花が多い早春の山野。そのなかで異色なのがザゼンソウ(座禅草)。まるでダークサイドの生物のような暗い色味、大きく不気味な姿。でも名前の由来が、「お坊さんが頭巾をかぶって座禅をしている姿だということ。失礼いたしました。それぞれの花にまつわる雑学も交えてわかりやすく説明してもらえるガイドツアーはとても楽しい。また違う季節に参加したいと思いました。
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