ボス・ベイビーにメロメロ
赤ちゃんなのに、おっさん!? というキャッチフレーズのアニメーション映画がメチャ面白い。原作は2010年に発表されたマーラ・フレージーの絵本『あかちゃん社長がやってきた』。じつはこの家にやってきたのは、子犬(ペット)の人気に押されて赤ちゃんの人気が下降しているのに危機感を覚えた会社が派遣した経営者だった、という設定。
だから赤ちゃんなのに黒スーツにネクタイ、経営学の言葉を操るイヤなヤツ。そしてまだガキンチョの兄と協力して共通の敵に立ち向かう冒険物語。なのだが、子どもらしい嫉妬心や家族の絆などがうまく盛り込まれた、いかにもアメリカ人が好きそうな作品に仕上がっている。ハチャメチャで、お笑い満載で、皮肉も効いて、しんみりもする。大人の鑑賞に堪えられるのだ。
ちょっと誤算だったのは、春休み真っただ中だということ。映画館ロビーに小中学生およびその保護者があふれているから、ドラえもんはさすがスゴイなと思っていた。そしたら「ボス・ベイビー」のスクリーンにどんどん入って行くじゃないか。中はうるさくって失敗した!と思っていたが、上映が始まると静かにかつ熱心に見ている。すっかり引き込まれている、これはスゴイ。トム・マクグラス監督、お見事でした。
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