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2018年2月20日 (火)

革新者か?ペテン師か?

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 歌って踊ってスピーディな展開にのせられて、ハッピーな気持ちになる。ヒュー・ジャックマン主演の「グレイテスト・ショーマン THE GREATEST SHOWMAN」は、一途に夢を追う人物を描いた素晴らしい映画です。でもいろいろ考えさせられることが多い映画でもある。偏見と差別。芸術と興行。身分と社会・・・。主人公のP.T.バーナムは19世紀アメリカの興行師。だから今とは全く事情が違う時代の物語。でも、やっぱり考えてしまう。現代でもそれらの問題の本質は何も変わっていないと思うからです。

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 先進国といわれる国々で、100年前のように正面から差別を叫ぶ人はいなくなった。でも見ないように、関わらないように、と考える人は多いのではないでしょうか。バーナムが理想主義者か金儲け主義者かどうかわからないが、偏見を打破する突破口を開いたのは確かだ。そしてマイノリティと共に生き、多様性を大切にする社会へ、私たちの目を向けさせる。そしてもう一つ、芸術は難解で高尚なものだという呪縛からも解放してくれた。なんてことを言うと、たたかれるかな。マイケル・グレーシー監督はお気楽を装って、深いところに問題の種をうまく埋めることに成功した。

 

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