どいつもこいつも嘘だらけ
笑う門には福来る! 2018年初笑いロードショーと銘打ってあらわれたコンビは、中井貴一と佐々木蔵之介。骨董をめぐるだましあいを描いた、武正晴監督の『嘘八百』がおもしろい。冴えないオジサン二人が幻の利休の茶碗を仕立てて、堺を舞台に大勝負をかける!が、さてその顛末は。
まぁ出てくるヤツが嘘つきばかりで、強欲で、しかしどうしようもなくおかしく可愛い。友近、前野朋哉、森川葵、坂田利夫、芦屋小雁、近藤正臣、堀内敬子、寺田農、塚地武雅、桂雀々などなど。これら芸達者たちが軽妙なやりとりを繰り広げ、抱腹絶倒のだましあいを繰り広げる。タイトルもいいでしょ。大江戸八百八丁に大坂八百八橋、八百万の神の国の『嘘八百』。
なんでも鑑定団をはじめとするお宝ブームをおちょくった? ちょっと胡散臭さもただよう骨董や鑑定士の、奥深くてわかりにく~い世界。素人はあまり近づかずに、TV番組を見て「ほぉ―!」、「へぇー!」と、おもしろおかしく眺めているのが無難なようです。あ、その前にぜひ劇場でこの映画を観て、2018年の初笑いを。関西弁がええ味出してます。
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