2017'けいママ・グランプリ
また一年が過ぎようとしていますね。新年を迎える準備をしながら、ふとこの一年を振り返る。。。あなたにとって良い年でしたでしょうか、今年は?
毎年この時期になるとけいママ・グランプリを選びます。この一年に買ったモノ、手に入れたモノのベストワン。これをやると、あら!不思議。何故かこの一年が自分にとってどんな年だったのかが分かるような気がします。
と、言うわけで、今年のけいママ・グランプリはこの写真の踏み台です。ネットを通じてオーダーしました。ひとつひとつ手作りですから、完成して我が家に届くまで、かれこれ半年近くかかったでしょうか。今はすっかり我が家に溶け込んで、昔からあったかのような・・・
いえ、この踏み台が必要になったのは、私がしっかりと老いを意識したからです。必需品だと悟ったからです。
年を取ると、高い所のものが取りづらい・・・。誰かの、何かの、ヘルプが必要になってきます。そこで踏み台を探し始めたのですが、この子に行き当たるまでにどれほどネットサーフィンをやっちゃったでしょうか。機能的に優れたモノなら、あります! いわゆる介護用品として。ほら、デイサービスのお年寄りの送迎バスなどで、運転手さんがドアの前に用意してくれるような・・・。あれを我が家に? いやいや! いくらなんでもそりゃいやだ。
一方でスタイリッシュなおしゃれなモノもあります、いろいろと。カラフルで現代的なデザイン。でも何か違うんだな。ふと、踏み台に必要な条件は何だろう?と、考えました。軽いこと? コンパクトで扱いやすいこと? インテリアに溶け込むこと? 何より優先されるべきことはやはり安全性でしょう。その上に人が乗っかっても、ビクともしないで支えてくれることです。だったら介護用品でいいじゃん?
いえいえ、そうではなくて! 実際の介護はまだ必要ではないけど、この先老いていく自分をさりげなく見守ってくれる・・・。そんなモノをそばに置きたいと思った時に、これほど選択肢が狭いとは! モノで溢れかえるこの世でピンポイントで見つけることの難しさを感じました。
私が「これだ!」と選んだ踏み台はクルミの無垢材で作られています。子供椅子として、あるいは小さなテーブルとして使うのも楽しい。高さをもう少し高くとか、逆に低くとかオーダーすることもできます。両サイドにつけられたロープは遊び心もあり、時に足を引っ掛けて引っ張ると言う横着も可能にしてくれます。軽井沢の工房から我が家に送られてきた時感じました。 「あっ、ずっと私の老いに付き合ってくれるな、この子は」と。高齢化社会にチョー突入のこの国で、機能性とデザイン性が備わった、長く愛されていくモノが少しでも増えて欲しい。そんなことを真剣に考えるようになった今年。
ほら、けいママ・グランプリから、けいママの今年が見えた! あなたも是非、グランプリを考えてみてくださいな。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- トラ焼きは変異種である(2022.01.01)
- イニエスタの焼ヴィーフン(2021.11.05)
- クチナシの花の命は短くて(2021.07.01)
- 良き年になりますように(2021.01.01)
- 本来、サクラは秋に咲く !?(2020.11.29)
コメント