世界的なアーティストも参加!
神戸市も開港150年記念ということで、力を入れているのだろう。実績もなく1回きり、1ヶ月だけ、のアートフェスティバルだけれど、有名なアーティストも参加している。そのうちのいくつかをご紹介します。
まず最初に植松琢磨の『world tree』。ハーバーランドのアンパンマンミュージアムの先の岸壁にそびえ立っている。このツリーは150年間世界中から受け入れてきたいろんなヒトやモノや文化の集合体をイメージしたもの。港の意義のシンボルだ。
新港第一突堤には新宮晋の『ウインドキャラバン』が。この作品はアート鑑賞船からも見られたが、せっかくだからみなと温泉蓮の横を通り過ぎていちばん先端まで歩いていく。だだっ広い石畳に黄色いフラッグを付けた支柱が21基。潮風をはらんでタテ、ヨコ、ナナメに回転している。世界を舞台に風や水で動くオブジェを作り続ける、新宮さんらしいスケールの大きい作品です。海から山へ風が吹き抜ける、神戸らしい自然を身近に感じられる作品です。
KIITOのずっと海寄り、神戸三宮フェリーターミナルのビル屋上には椿昇の『POST PARADISE PROJECT(prototype_01)』が設置されている。宇宙船の着陸艇か?タイムマシンか?深海潜水艇か? なにやら不思議なオレンジ色の物体が着陸している。天国の後、というのが何を意味しているか。ここまで文明化が進んだ私たち人類は、これから未知の領域へ向かわざるを得ないのでしょうか。
ご紹介したこれらの作品は、アートフェスティバルが終わった後もずーっと設置されているのでしょう。ぜひそうあって欲しい。
神戸開港150年記念
港都 KOBE 芸術祭
2017年9月16日(土)~10月15日(日)
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