« 信州の、夏の、天の川 | トップページ | 洞穴と台風と枯山水 »

2017年7月24日 (月)

竹の巨人と、ミステリー集落

Photo
 イースター島のモアイ像にも、北斎が描いた荒波にも見える。不思議な存在感で原初の感動を呼び起こす、竹で作った大きな構造物。ニコライ・ポリスキーの作品『バンブーウェーブ』です。信濃大町で開催されている北アルプス国際芸術祭で、ここ八坂地区の竹を使って住民と協同で作り上げられたものです。

Photo_2
 竹を何本も束ねて組み上げる大がかりな作品。緑の中で高さ10m以上の竹の巨人が10体ほど、ダンスをしたり、首をかしげたり、手をつないだり、なにやら楽しげだ。竹の上の方を割って曲げやすくして、おもしろいカーブをつけて表情を出している。これだけの規模で展開されると、明らかに場の雰囲気が変わるものですね。

Photo_3
 超音波が発信されている? ミステリーサークル? 山間の小さな小さな集落に現われた黄色いマーク。これはフェリーチェ・ヴァリーニの作品『集落のための楕円』です。棚田を前にしたこの地区にある三世帯の住宅を素材にしたおもしろい表現。典型的な日本の里山風景に、突然異物が入り込む。そのギャップが観る者にさまざまな感情を抱かせる。

Photo
 アプローチから下っていくと、屋根や壁に描かれている黄色い太い線が見えてくる。何だろう?と思いながら、あるポイントまできて振り向くと、一点透視図法の中心から黄色い波紋が広がっている様子がくっきりと見える。建物の凹凸や奥行きを緻密に計算してテープが貼られているのだ。自分の家がアート作品になった、住んでいる人の感想も聞きたいものです。

北アルプス国際芸術祭
2017年6月4日(日)~7月30日(日)

|

« 信州の、夏の、天の川 | トップページ | 洞穴と台風と枯山水 »

北アルプス国際芸術祭2017」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/180264/65565592

この記事へのトラックバック一覧です: 竹の巨人と、ミステリー集落:

« 信州の、夏の、天の川 | トップページ | 洞穴と台風と枯山水 »