« 竹の巨人と、ミステリー集落 | トップページ | 通り抜けアートが気を浄化する »

2017年7月26日 (水)

洞穴と台風と枯山水

Photo_2
 鷹狩山の頂上にとても気に入った3作品が集まっていました。まずクリエイティブグループ「目」が制作した作品『信濃大町実景舎』。まさに信濃大町の街と北アルプスを見渡す景色を主人公にし作品です。その絶景を見る窓が開いた部屋が、白い雪の洞窟のよう。あるいは繭の内部に入って柔らかい光に包まれた感覚。床も壁も天井も、直線がない。緩やかなカーブと凹凸。だから心穏やかになり癒されるのでしょうね。

Photo_3
 台湾のリー・クーチェの作品は、『風のはじまり』。山頂近くの森に、近くで集めた木や枝で作った大きなトンネル。台風の目のような直径30mにもなる渦巻き形になっていて、中に入って通り抜けられる構造物だ。ちょっとフィールドアスレチックの迷路で遊ぶのに似ている。このアーティストは、台風の通り道である台湾と日本のつながりを考えてこんな作品を考えたという。納得です。人間と自然の関係性を考えさせられました。

Photo_4
 もう一つ感銘を受けたおもしろい作品がある。布施知子の『無限折りによる枯山水 鷹狩』だ。広い室内に一面に広がるこの作品、なんと折り紙だというから驚かされる。龍安寺の石庭を思わせる雄大な小宇宙。複雑に折り、曲がり、立ち上がり、光と影で浮かび上がる美しい世界。独自に開発したという独創的な技法で、平面の紙が魔法のように変身していました。

北アルプス国際芸術祭
2017年6月4日(日)~7月30日(日)

|

« 竹の巨人と、ミステリー集落 | トップページ | 通り抜けアートが気を浄化する »

北アルプス国際芸術祭2017」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/180264/65569890

この記事へのトラックバック一覧です: 洞穴と台風と枯山水:

« 竹の巨人と、ミステリー集落 | トップページ | 通り抜けアートが気を浄化する »